2.13.2011

[film] Cedar Rapids (2011)

金曜の晩だというのに、ライブも昔の映画もあんまなくて、へろへろに疲れていたし、最近の映画を1本だけみてかえる。

いくつか候補はあったのだが、あんま重くなさそうなやつ、ということでCMの予告がおもしろそうだったのとレビューもまあまあだったのと、John C. Reillyが出ているということでこれにした。

地方の小さな町に保険会社があって、そこの若い社長がひとりがんばって引っ張っていたのだが、そいつが突然急死しちゃって、その下にいた中堅のTimが代理で保険会社のコンベンションに参加することになる。 そのコンベンションでがんばった会社に与えられるTwo Diamondsていうアワードを前社長は2年連続で獲っていて、会社のオーナーからも絶対獲ってこいってプレッシャーかけられて送りだされる。

タイトルのCedar Rapidsていうのはコンベンションが開かれるIowaの町の名前で、Timは出張も飛行機にのるのも殆どはじめてで、やっとホテルに着いたらホテルはオーバーブックでJunior Suiteに3人相部屋にさせられるの。

その部屋で一緒になったのが黒人のRonaldとJohn C. Reillyで、彼らはコンベンションには慣れっこで、いろいろ指導してくれるのだが、当然連中もライバルなわけで、いろいろ腹黒かったり、他に女のひと(Anne Heche)とか近寄ってきたりしてたいへんなの。

根は真面目で、(故に)他人依存で、でも(故に、実は)自己中心主義の困った主人公に"The Hangover" (2009)で歯抜けの恐妻家を演じていたEd Helms。 今回も基本のキャラはおなじかんじで、なにかあると年上の恋人(Sigourney Weaver…おいおい)におろおろ相談したり泣きついたり。 いそうだよねえ。

で、基本はこいつがいろんな変な連中にいじられて引っぱりまわされて大変な目にあいながら仕事に目覚めて成長していく、という、よくある、ふつーのコメディなのだが、ひとりひとりのキャラとアンサンブルがとてもよく描けていて、ものすごいSmall Worldではあるのにうんうん、て見れてしまった。 営業のお仕事って、ほんとたいへんだよねえ。

最近の作品だと"Up in the Air" (2009)なんかに近いかんじ。
仕事ひと筋の男が大切ななにかに気づいて、と。 
とっとと気づけよそんなの、てみんなが気軽に突っ込めるやつね。

監督はHBOの"Six Feet Under"のいくつかとか、”The Good Girl” (2002)を撮ったひと。
うんうん。

John C. Reillyは絶好調でした。酔っ払ってプールにはいって、ゴミ箱のふたをかぶるとこなんてさいこう。

イケメンも美女もひっとりも出てこないので、日本ではぜったい公開されない。
もうほんとにあの国やだ。

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