8.23.2018

[film] Christopher Robin (2018)

19日、日曜日の午後、JFKに向かう前にTimes SquareのAMCで見ました。
新しい映画も見たいかな、って思って”Juliet, Naked”かこれか、だったのだがこっちにした。
(英国よりも公開が先なのはアメリカ映画だからなのか)

昨年の”Goodbye Christopher Robin” (2017)が実話を元にしたドラマだったのに対して、これも実話だったらよいのにな、なのだがそう簡単にはいかないか。

監督はMarc Forster、脚本にはAlex Ross PerryとかTom McCarthyがいて、音楽にはJon Brionの名前がある。たっぷり泣かせてもらおうじゃねえか。

最初は子供時代、幼年期の終わりにあるChristopher RobinがHundred Acre WoodでWinnie the Poohたちみんなとお別れをするシーンで、これだけで泣きそうになる。とにかくあいつらがみんなふつうに動いて喋りやがるの。
このあと寄宿学校に行って戦争に従軍したChristopher (Ewan McGregor)は、Evelyn (Hayley Atwell)と出会って結婚して娘のMadelineができて、いまは鞄屋に勤めているのだが、Madelineを寄宿学校にやるために日々がんばっていて、その上更にコストを20%減らせとか言われたり相当くたびれている。(うんうん)

Poohのほうはある日目覚めたら仲間たちがいないので、Christopher Robinに聞いてみよう、って樹の穴に入ってみたらLondonの公園に出て中年のよれたChristopherとばったりして、Christopherはびっくりして(するよね)、Poohを自分ちに連れて帰るのだが台所とかめちゃくちゃにされてしまったので彼を抱えて電車でSussexの方に戻ることにする。Hundred Acre Woodでなんとかみんなに再会できて、彼らに自分がChristopherであることをわかって貰えてよかったねえ、なのだが翌朝目覚めたChristopherは大変だ会議に遅れちゃう、と家を飛びだして行ってしまう。  (なんかここ、昔の恋人や仲間に再会して翌朝..のよくあるパターンみたいだ)

でも彼が苦労して作っていた削減プランを忘れて行っちゃったので、みんなと(パパが昔描いた絵で彼らのことがわかった)MadelineはLondonにばたばた追っかけていくの。

話しとしてはこれくらいで、うーんと簡単にすると歳とって疲れていろいろあって大変だけど、みんなとの友情は忘れちゃいけないよね、ていうことかしら  -  ていうか、そういうメッセージみたいのだけを切り取れば前世紀にはいくらでもあったmiddile agedサラリーマンのパパがんばってね、みたいなのになりがちで、でもそんな陳腐なとこに落としてはいけない。

タイトルは” Christopher Robin”だけど、Christopher Robinがんばれ、の映画じゃないの。Christopher Robinがいて、少し離れたところにWinnie the Poohたちがいて、その両者が場所と時間を隔てて向かい合ったり手を繋いだりする、その電球が点滅するような細やかで繊細なすれ違いをすくいあげてふうっ.. ていう、それだけの。

Winnie the PoohやEeyoreのいう「なんにもしない」をする、「ただそこにいる」をする、その大切さをどうやって伝えるか、この映画の難しさはここにあって、Paddington熊には到底真似できない後ろ向きのすり足をしつつ彼らの丸まった背中とかくたびれた縫い目とかを見て、おじいさんみたいなぼそぼそ喋りを聞いているとそれだけでいいや、になるの。 
あとは蜂蜜があればいい。(Not a Marmalade)

音楽はJon Brionだねえ。Richard M. Shermanさん自身がピアノ弾いて歌う”Busy Doing Nothing”が…

頼むからお願いだから変な宣伝しないで。プラントハンターも出てこないで。

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