9.30.2018

[film] The Predator (2018)

さっきSoft Cellの最後のライブを見て帰ってきて、まだじーんとしているのだが、前に書いたやつだから。


21日、金曜日の晩、BFIのIMAXで見ました。へろへろで眠くてだるくて、でっかい画面のどんぱちもんで目を覚ましたかったの。(ふつうに帰って寝れば..)

1987年、1990年、2010年のに続くシリーズの4つめだという(”Alien vs. Predator”は勘定しないらしい)。 最初のふたつは見ていなくて、要はArnold Schwarzeneggerとか軍隊が出てくるのがあんまり好きじゃないのね。 2010年のは、出張でLondonにいたときに暇つぶしで見た。あの程度の殺陣でやられちゃうのなら、Predatorってそんなに強くないんだ、って思った。
つまり、このシリーズに思い入れみたいのはぜんぜんないの。 あのドレッドみたいなやつは髪の毛なのか触角なのか、ナマハゲの仲間なのか、その程度。

最初に宇宙船が追いかけっこしてて、追われている方が地球のほうに逃げ切って不時着する。 そこでたまたま誘拐捜査の待ち伏せをしていた軍の狙撃手Quinn McKenna (Boyd Holbrook)たちと船から出てきたPredator一匹がぶつかって、なんだありゃ、とか言いつつなんとかやっつけて、そいつが腕にはめてたのとか兜とかを持ち帰って、駐屯していたメキシコから自宅に送って、それを受け取った彼の息子Rory(発達障害がある)がそれをつけてハロウィンに行ったりする。

あとはPredatorを追っている政府のエージェントと、政府に呼ばれた進化生物学者(Olivia Munn)と、最初の件で政府に目をつけられて捕まって軍の囚人たちと護送車に乗せられたQuinnが、収容されていた軍の施設を破壊して逃げ出したPredatorとそいつを追うでっかいPredatorと土佐犬みたいなPredatorとの間で、戦わざるを得なくなって、謎解きと追っかけっことRoryを救えと地球を救えとがだんごになって展開される。

謎解きのは、なんでPredatorは何年かに渡って繰り返し地球にやってくるのか、とかなんででっかいのと小さいのと犬みたいのがいるのか、とか、そこに彼らの鎧とか武器のテクノロジーはどう関わっているのか、とかそういうので、ここでもまた急激に進化するDNAの件が出てきて、なんかさー、DNAは利己的なものである、とか誰かが(得意満面で)言ってくれたおかげで、ここんとこ地球を侵略しにくるやつらはぜんぶ高機能なこいつを持っているみたいだけど、その辺の社会心理的な事情あれこれのほうが怖い気がするわ。

先に書いたように内容的にはいろいろ詰まっているのだが、結局いちばん見たいのは進化の止まった腐れたDNAの元軍人愚連隊がどうやって宇宙からの先端の脅威と渡りあうのか、っていうとこだけで、そこについてはひとりひとりの描きわけもなんとかできてて、突出して強いのがいるわけでもなくて、そんなに悪くなかったかも。
子供とか別れた妻とかの事情をあんま入れなかったらもっと派手にできたかも、ていうのはあるけど。 あと戦いかたはもうちょっと丁寧におもしろくできたかも。結局刺し違えで、ごめん、ありがと、みたいになるのは最近のトレンドなのかしら。

そうそう、デバイスを装着するとすごく強くなる宇宙人の元祖って、ウルトラセブンだからね、間違えないようにね。

あと、動かなくなった宇宙人を縛りつけておいても、目覚めたらぜったい暴れて手をつけられなくなって皆殺しで施設壊滅、って何百回学習してもわかんないのね。科学者ってバカなの?

Olivia Munnさんは走り回ってがんばっていたが、運動神経がすごく悪そうなふうだったのでとってもはらはらした。

あと、こういうのって一番Guardians of Galaxyに片付けてほしい案件なんですけど。 森だし相性いいはず。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。