11.21.2011

[film] The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1 (2011)

金曜の晩にみました。
ひとつ前の"Eclipse" (2010)のときは、帰国前日だったのでしょうがなく木曜0:01のオープニングを大勢のヤングに囲まれてみた。なかなかすごいお祭りだった。

金曜日に会社にいたら、何人かに昨日の晩のは行かなかったのか? と聞かれた。
行くわけねえだろ、とか応えつつ、でも、すげえおもしろいとは思えないけど、気になるのでつい見てしまうんだよな、という点ではみんな同じであることがわかった。

TImes Squareのシネコンで、RPXていうでっかい音の部屋で、10:20の回。
30分前にシアターに着いたら、入り口のとこは1時間後の上映の待ち行列でぱんぱんで、上行ったら更にすごくて死にそうになった。 ストローラーも何台かいるし乳幼児抱えているのもいっぱいいる。

前も書いたが、深夜のTimes Squareのシネコンは無法地帯で、あばずれとならず者しかいない。
携帯のチャットもおしゃべりもやり放題、鷹の爪団がこれ見たら発狂してしまうだろうし、映画泥棒だってうじゃうじゃいると思う。 でも画面と音がでっかいのなら気になることもねえ。

予告でかかった"Snow White and the Huntsman" (2012)で客全員、なぜかものすごい興奮状態に陥る。 よくわからない。

で、本編。 期待通りつっこみどころ満載でー。
ずうっと、みんなでぎゃーぎゃー騒ぎながらみる。 それでいいの。

冒頭、雨のなか、式の招待状をたたきつけ、怒りにぶるぶるしながらシャツを脱ぎ捨て上半身はだかで走り出す狼くんに全員熱狂。 はいはい。 いつも思うのだが、下はなんで脱がないのかね。

ゆるゆるの結婚式の準備、そして結婚式本番。
ただ、新郎一族が黒のフォーマルを着ると、白塗りが際立ってみえて、はっきり変なのだが。
特に新郎は、髪型のせいもあって、ひ弱なフランケンシュタインみたいに見えることがある。
こんな一見しただけで怪しいとわかる怪物くん一族に娘をやっていいのか、と普通は思うと思うのだが、パパはもう洗脳されたか、疲れてあたまが変になってしまったのだろう。

(今、日曜の晩、TVで"Twilight"の1作目をやっているのだが、Robert Pattinsonくんははっきり顔が崩れてきてやしないか)

式の一番いいとこで流れるのが、Iron & Wine。 音楽だけは、よいのがいっぱい。

式は、新婦が不機嫌なのはいつものことなのだが、"Melanchoria"みたいにはならない。
でも監督をSophia Coppolaにやらせる案もあったというのだから、Lars von Trierにやらせてもよかったのではないか。 テーマ的にも結構はまっていると思うのだが。

ハネムーンはRio。 Rioにはあんなみんなで楽しくダンスするようなフレンドリーな場所はないし、沖合にあんなプライベートリゾートがあるとも思えないのだが。

初夜に興奮のあまり、ベッドの柵を粉々に、羽根布団をずたずたにしてしまう新郎。
そうだよね、さんざん待たされてじらされたんだから爆発するよね。
で、その爆発力はミサイルの破壊力でもって、ベラをいっぱつで身籠らせてしまい、赤んぼは2〜3日後には母親の腹をキックしはじめる。

ブラジル人の、ハウスキーパー兼呪術師みたいなおばさん(そういうひとがたまたまいた、と)に見てもらうと一言、「死、じゃ…」と。 

なんで? とかゆってもしょうがない、相手は何百年も生きてきた超利己的遺伝子をもった化け物なんだから。 そういう奴と結婚したんだから。

で、慌ててオレゴンに戻って、絶対安静状態に置いて、心配した狼くんはなにをしたこのやろうーばうばう、とか吠えるのだが、もうしょうがない。 
あとはもう血みどろの出産ホラーみたいな展開。 
ベラは一体どうなるのか、腹を食い破って出てくるのはいったい...

これなら出会ってすぐに噛んじまえばよかったんだよ、とか言わないこと。

Part2はこれまでのトラックに戻って妖怪大戦争になると…

なごめるのはAnna Kendrickさんが出てくるとこくらいでしたわ。

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