5.15.2021

[log] May 15 2021

家を引き払ってホテルに移動して、いろんな解約の手続きとか渡航前のコロナの検査(陰性だった)とかを済ませて(ぜったいなんか忘れてる)、明日は(もう今日か)いよいよ日本に帰国する。

さよならをするイギリスに対しては特に「国」を意識しないような書き方をして、それで十分だったのだが、これから向かう土地については、思いっきり「国」を、あの国の統治や支配のことを意識しないわけにはいかない。なぜならそれらは国の入り口のところから自分の自由や人権を縛ってやる思い知らせてやるってうずうずしながら立ちはだかってくるものだから。

あの国の政治家とメディアがその薄汚れた手を組んで、自分たちのいいように「国」のイメージを作りあげて、それに従うようにこっちの離陸前からあれこれ指示注文をしてきて、従わなければ入国不可とか言うそのやり方がどうしようもなく嫌だし、そのやり方(水際対策と内陸施策の乖離)ではまったく意味がないと思うし、結果として毎日沢山の人達が国の無策あるいは失策によって亡くなっている。原因を追っかけようにもどこにもデータはないし採るつもりもない。金持ちと老人(男)、人でなしに卑怯者がでかい顔と声で恫喝と脅迫を繰り返している。こんな「国」に誰が帰りたいと思うだろうか。

みんながんばっているのだからがんばれ、とか言われても、そんな的外れのがんばりはただあんたらの失策をカバーするダンゴムシにしかならないし、あんたらがその裏で人命や人権をゴミのようにハエのように扱っていることも知っているし、おまえのようなやつは国民失格だから追放、とか言われたってちっとも構わない。それくらい離陸前からうんざりとどんよりが止まらない。なーんであんな欠陥アプリを入れないとあかんねん、とか。

アプリの監視から逃れようとか好き勝手にやらせろとか、そんなつもりは毛頭ない。沢山の人達がいるなかでの自分の身勝手なふるまいがすぐ隣の人々を殺してしまうかもしれないことはこの1年で嫌というほど見てきたので、日本のいまの大ザルの惨状をみたら隔離期間が終わったからって1ミリも外に出る気にはならないわ。ひょっとしてそこまで追い詰めていくことが狙いなのか。

こんなことを書いていても滅入るばかりだし、着いてから打ちのめされてなんもしたくなくなることも確実なので、あいつらが一刻も早く滅びることを念じつついま苦しんだり悲しみの底にある人達のことを、彼らの側に立てるようにしよう。あとは楽しみにしていることだけを考えていよう。

もう仕事がどうなるどうするはどーでもよくてやけくそなので、ずっとリモートで仕事して5時になったらとっとと離れて、神保町シアターとシネマヴェーラと国立映画アーカイブに通えるようになりたい。英国では時差もあって視聴できなかったいろんな講座やトークで勉強したいのもいっぱいあるし、そのための本だけはいっぱい運ばれてくるだろう。 ちゃんと家に入ってくれれば。

あと、まる2年以上、日本語の本も雑誌も買っていない。この状態ででっかい本屋に入ったらいったいどうなってしまうのだろうか、とか。これは人体実験になるのかならないのか。ま、読みたいとおもったら手に入れてしまう病気であることはわかっているので適度に冷たく放っておけばいいの。

入国(できたとして)から始まる隔離下でのあれこれもレポートしていきたいのだが、それはやはりTwitterとかの方が向いているのだろうか。短文でやるの苦手なのよね。

今年の6月10日に延期されていたJawboxのロンドン公演が2022年の6月9日に延期されたという連絡が入った。そのときに戻ってくることを当面の生きる目標としたい。
 

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