5.04.2021

[log] Isle of Wight, etc.

4月30日にWalesに行って、それに続くBank Holidayの連休の間もうろうろし続けてしまった。お片付けと引っ越しどうするのか。

5月1日の土曜日はワイト島に行った。このシリーズでは東のNorwichに行って、北のHowarthに行って、西のSt. Ivesに行って、北西のWales - Cardiffに行って、次は南かな、くらい。本当はずっとジャージー島とガーンジー島に行きたくて、昨年計画たてて決行直前まで行ったのだが、直前に飛行機が飛ばなくなってしまったの。 ワイト島なら日帰りで行けそうだったし。 基本は電車とバスのみを使う日帰りでも、こんなふうにネタはいくらでもある。やろうと思えば北北東でも南南西でも東東南でもなんだって。なんでこれまでやってこなかったのかバカ、っていうのはいつもの。

距離的にも時間的にもこれまでのよりはやや楽なかんじなのだが、乗り物に乗っている時間が多かったのがやや難点で、ワイト島も最初の目的地 - Osborne Houseに行くにはロンドンから電車 〜 バス 〜 ホバークラフト 〜 バスだったり、なにもかもGoogle頼りというのがややきついけど、それでも便利になったもんだわ。

Osborne Houseは19世紀にヴィクトリア女王とアルバートのために建てられたイギリス王室の離宮で、館内はまだ見られない(..あーみたかったよう)ものの庭園には入ることができる。敷地がでっかいことはあたりまえとして、すばらしくよいシェイプのでっかい樹々がいっぱいあって、春の花々が咲き乱れていて、カラスがやかましいことを除けば極楽としかいいようがない。

そこからバスで島の真ん中のバスターミナルに行って、さらに乗り換えて島の西のJulia Margaret Cameronの館 - Dimbola Lodgeに向かう。いまはMuseum & GallaeriesとTea Houseになっていて、Book Shopもあった。MuseumとBook Shopは閉まっていて、外のテラスでTea Houseはやっていたが寒くて天気が崩れそうだったのでやめる。 

写真家としてのJulia Margaret Cameron - ヴィクトリア朝の頃のアートと人々 - に興味があるのはもちろんだが、ここも(どちらかというと)Virginia Woolf絡みで、彼女の唯一の劇作 - “Freshwater: A comedy”(1935)は、彼女の大叔母であるJulia Margaret Cameronが主人公で、このDimbolaが舞台になっていて、どんなかしら、というのはずっと思っていたの。(もういっこ、この作品にも登場するAlfred Tennyson卿の館 - 近所のは行けなかった) あと、Patti Smithがここで撮影した写真を発表していて、その展示を見たのはDulwich Picture GalleryのVanessa Bellの展覧会だった、とかいろいろある。 Vanessa Bellのスタジオで上演されたこの劇 - 演出: Virginia Woolf、出演:Bloomsbury Groupの面々って、どんなだったかんじだったのだろうか - 館の中に入れればなー。

この館も、Dylan Thomasの生家と同じく、ごくふつうの住宅街のなかにあった。外側だけでも見れてよかった。

そこから、どうせここまで来たので、西の端っこのThe Needlesにも行ってみるか、とバスで行けるところまで行ったのだが、終点は小さな遊園地のアトラクションがいっぱいあって、そこの展望台から遠くに並んでいる3つの岩と切りたった崖が少し見えたくらいだった。ここの全体像はそこから更に上の道を抜けて山の上まで行く必要がありそうだったので諦めて帰った。崖の草のところに牛みたい?な四つ足のがいっぱいいた。

なんとか戻りの電車には乗れたのだが、午後遅くに急激に寒くなってなにこれ? だった。


5月2日の日曜日は、天気も不安定そうだったし足腰が既にじゅうぶんがたがただったのでもう遠出はやめて、ロンドンの北東にある森 - Epping Forestにいった。 Epping Forestは、ロンドン市が管理している(公園ではなくて)森で、チューダー朝の時代にヘンリ8世とかエリザベス1世の狩猟場だったり由緒ある森らしいのだが、なんといっても有名なのはGenesisの”Selling England by the Pound” (1973)に入っている”The Battle of Epping Forest”よね、ってあたまの中で鳴らしながらいく。そんな有名でもないか?

地下鉄に1時間くらい乗って30分くらい坂を登っていくとおおよそ森の真ん中くらい、に着く。のだが、森なので中心とか案内とかがあるわけでもなく(事前にちゃんとWebとか見ておけばいろんなルートがあることを知ったバカ)、ひたすら人とか自転車が流れているところを見つけて一緒に歩いていくしかない。途中雨がばらばら来たりしたものの、いっぱいの木と緑が気持ちよければひたすら気持ちよいので、歩くのが止まらない状態になった。途中ツノのあるでっかい牛(English Longhorn Cowっていう)が数頭いたり。

あと、この時期はBluebellsの青紫の花がきれいで、本当はNational Trustの管理するAshridge Estateのがすごいらしいのだが、ここはやや遠いので諦めて、でもここの森には数カ所見れるところがあるのを知って、それだけは見て帰ろうかと。音楽を”The Battle of Epping Forest”からThe Bluebellsの"Forever More" (1982)に切り替えて探していったら、あった。遠くからみるとそこだけ浮かびあがって見えるのが不思議だったねえ。


5月3日、Bank Holidayのまだ行っていないとこに行ってみようシリーズは、天気予報では雨風ひどい、って出ていたので、近場のLondon Zooにした。 ここは4月12日からオープンしていて、歴史も伝統もあるところなので行かねば、だったところをようやく。朝の10時から並んで入って、でも動物たちが出てきていないのとか屋内展示のは見れなかったりとか結構あった。 カバとかゴリラとか、ここまで寒いとしょうがないよね。かわいかったのは、ミーアキャットとマングースと豚とペンギン(いつもの)。柳の下のペンギンが、絵になってて素敵だった。

動物園に対する視点とか期待って、動物保護や教育の観点では必要と思う反面、やっぱりこれって虐待だよね、って(歳をとってから割と)思うようになっていて、足が向かなかったのはその辺もあったのだが、驚いたりはしゃいでいる家族とか子供たちを見るとしょうがないのかな、とか。 いろんな看板とか表示が昔からのも含めてかわいいのがいっぱい残っていて、かわいかった。 ブロンクスのほど茫洋としていないしセントラルパークのほどごちゃごちゃしていない。正常になってからまた来たい。


で、とにかくこんなふうに4日間を過ごしてしまったので、もうほんとうにほんとうに引っ越しモードにはいらないとやばい。

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