4.30.2017

[film] The Fate of the Furious (2017)

17日、連休の最終日の月曜日の夕方、BFIのIMAXで見ました。
タイトル、みんな”Fast & Furious 8”って言ってるんだからそれでいいじゃんなー。

冒頭、Dom (Vin Diesel)とLetty (Michelle Rodriguez) はハバナでハネムーンをしてて(今頃かよ、ってみんなつっこむ)、そこで地元の親分とチキチキマシン猛レースみたいないつものめちゃくちゃをやって楽しんでいると、物陰からCipher (Charlize Theron) が現れて、あなた一緒に来て仕事をするのよ、とある映像を見せて誘うとDomは素直に従って、やがて伝説のハッカーである彼女が世界中で爆弾を盗んでテロを計画していることがわかって、Kurt Russell - Hobbs (Dwayne Johnson)以下いつものチームが招集されるのだが、そこにDomはいなくて、追っかけっこを始めてみれば彼は敵のほうの突撃部隊のまんなかにいることがわかって、かつての仲間がいくら呼びかけたり説得したりしても聞きやしないの。

Chipherの一派は追尾できない飛行機で移動していて、Domはどこにいるかもわからないし、彼がなにかを握られて監視されてどうすることもできない状態であることはわかって、そういうなかでDomとどうやってコンタクトをとるのか、どうやって彼がそうなっちゃったのかを探るのか、とか。

このシリーズに関しては派手などんぱちがあって車とか街が派手にぶっとんだりぶっこわれたりするのを見れればそれでよくて、それらがいかに普段なんも考えていそうにない車バカ & 筋肉バカ & ハゲ共のパワーとかブラザーフッド、みたいのの間でぶちかまされるのか、が肝心で、その点ではNYの街中での車シャワーとかはいかにもバカだし、クライマックスの氷上の原潜との対決はスケール的にじゅうぶんなのだけど、頭脳だけでなんでも冷酷にやってのし上がってきた白人Cipherみたいのが敵になっちゃうと、これってどちらかというと007向けのネタだよね、とか思ってしまう。そういうネタ的な段差をあえて楽しむ、ていうのもありだとは思うし、Cipherは過去にはFuriosaという名で肉の修羅場を生き延びてきたツワモノだったのだ、とか想像することもできるかもしれないのだが、最後はやっぱり敵のでっかくて強いのとガチの殴り合いとか肉弾をしてほしいじゃん、て思うのはこっちの勝手だろうか。

それでも最後の最後には「ファミリー」の絆、がいろんなかたちで試されたり現れることになって、とにかくHelen Mirrenはやはり頂点のてっぺんにいたのだ、と。 それだけでよかったっんじゃねえの。
Jason Stathamの赤ん坊担いで殺しまくり拳、はおもしろかったし、Michelle Rodriguezさんの暗いこんちくしょうな眼差しをたっぷり見れたので、よいか。(でもやっぱり最後、Domを思いっきりぶんなぐってほしかったなー)

あと、“Mr. Nobody”がKurt Russellで、その部下のLittle NobodyがClintの息子、ってなんか。

すでにどっかの雑誌で言われていたけど、自動運転カーをリモートでハッキングしてあんなふうにしちゃうのは、まだぜんぜん夢のはなしなので、そこだけなー。 あれがあんなふうにできちゃったらラジコンカー対決とおなじになっていっちゃうし。

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