12.28.2010

[film] Little Fockers (2010)

25日のクリスマスの日。 
こっちのクリスマスはお正月とおんなじで、映画館以外はほとんど閉まっちゃって行くとこなくなってしまうので、映画にいく。
で、なんとなくお正月ぽいホームドラマ、ということで "Little Fockers"を見る。 

予告でかかった"Your Highness"、かの”Pineapple Express" (2008)の監督によるダンジョン(?)コメディで、Natalie PortmanにZooey DeschanelにJames FrancoにDanny McBride! ぜえったいおもしろいよこれ。

えー、"Little Fockers"は、”Meet the Parents”と"Meet the Fockers"に続く第3弾ね。 
前2作はどっちもたしか飛行機のなかで見た。

1作目は婿側が義理の両親になる人たちと会う、2作目は婿側の家族と対面する、と一応それなりの儀礼とかしきたりに沿ったところで発生しがちなふつうの家族の惨劇を笑いとばす、という大筋(「xxxの巻」、みたいな)があったように思うが、もう各登場人物のキャラも定着してきた、ということで結構てきとうにやりたい放題やっているかんじ。

一応、双子の子供(孫)達の教育とかお受験とか浮気疑惑とか家系図、みたいなテーマもないことはないが、主軸はやっぱりBen StillerとRobert De Niroの確執とか騙し合いとか、面白いのはここだけかも、というくらいに両者の意固地なとっくみあいがたのしい。

De Niroが顔をぴき、てひきつらせてちょっとだけ青筋たててだんだん顔が赤くなっていって、それにBen Stillerがはいはいまたはじまったよこのじじいは、というかんじでてきぱき捌いていく、もうほとんど掛けあい漫才の域に行っているのではないか。

しかも、今回のDe Niroは"Cape Fear"と"Raging Bull"をやってくれたりする。
自分がこの映画のProducerでもあるし、たぶん自分でやりたくてやっているのだろうが、なんかすごいなあ、もう過去のじぶんとかどうでもいいのかなあ、って。

監督は”American Pie” (1999)と"About a Boy" (2002)のPaul Weitzさんで、だから、しょうもない下ネタ関係は、バイアグラねたとかJessica Albaとかをうまく使ってアメパイから、子供のゲロねたは"About a Boy"とかから、ちゃんともってきてうまくリサイクルしている。

それにしても、Jessica Albaってああいう頭のたらなそうなきゃうきゃう系の役やらせたらほんと天才かも。
しかし、”Love and Other Drugs”を見ても思ったが、製薬会社の営業って、みんなあんなかんじなのかなあ。 たいへんだよねえ。(ひとごと)

このシリーズ、年に一回くらいのペースでこんなふうに出していってくれたら楽しいのになー。
98分間、げらげら笑ってて、あとになんも残らない、ってなかなかできることではないとおもうの。

次回はそうだなー、De Niroのボケがはじまって大騒ぎ、とか。

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