10.22.2018

[log] NYそのた -- October 2018

NYのその他のあれこれ。

今回はデパートにも洋服屋にも行かず、本屋とレコ屋と美術館の間を走り回ってばかりで終わってしまった -  ことに戻ってきてから気づいた。

本屋レコ屋の順番は、Rizzori – Academy Records – Mast Books – Strand Bookstore – Books Are Magic - Black Gold Records -  McNally Jackson - Metrograph (の本屋)  ..これっぽっちなの。

新顔のBooks Are Magicは2016年に惜しまれつつなくなったコミュニティ本屋 - BookCourtの後を受けていっぽん向こうの通り - 並びにかのBattersbyがある - にEmma Straubさんが自力で立ちあげた本屋さん(経緯は以下のリンク参照)で、そんなに大きくない – おなじBrooklynだと、WORDよりは広い、けどGreenlight Bookstoreよりは小さい – もののとにかくとても居心地がよかった。子供連れ用のスペースがちゃんとあって、犬とかもいっぱいいて、こういう本屋って本当に地域に必要だと思う。

https://www.elle.com/culture/books/a46112/books-are-magic-emma-straub-bookstore/

Emma Straubさんのサイン本は当然のようにいっぱいあって、ギフトにしたい場合は言ってくれればメッセージを書くよ、とかあって、あー作家が自分で本屋だすってこういうことか、って。

でも、最初のほうで古本とかどーんと散財してしまったのでそんなに沢山は買わなかった。

食べ物関係も、ほんとにふつうのいつものとおなじで、一応雑誌FigaroのNY特集とかも見ていったのだがいつものー、になってしまった。 Café 2 – Prune – Lafayette – Prime Meats - Russ & Daughters Café。せめてあと1日~2日あればさー。

今回はPrime Meatsにお別れ、というのがあって、ここの(やや)ドイツ寄りのお料理はほんとうにおいしかったし、店の明るすぎない、暗すぎない落ち着いたかんじも好きだった。ドイツに行くようになってドイツの料理を結構戴くようになったけど、こっち(NY)の方が洗練されているかんじがしてて、そこを改めて確認した。料理自体は隣近所のFrankies 457でも出される(台所はおなじ)のでなにもかもなくなってしまうことはないのだけど、それでもなー。

あと、原宿にできたと聞いてびっくりしたButtermilk Channelはここのすぐそばにあって、つまりさっきの本屋と併せてマンハッタン以外に住むならこの近所かな、てかんじ(ちょっと高そうだけど)。

今回のPruneは、アンチョビの素揚げとかりかりの鶏皮が入ったチキンスープが圧巻だった。

帰る日の日曜日、ホテルのそばの通りを閉鎖してて、よくあるストリート・フェアだとおもったらピクルス祭りだった。いろんなピクルス - マンゴのとかあった - に、揚げピクルスにピクルスアイスクリームにピクルスマカロンに… 酢漬けマニアなので震えあがったのだが、どこもすんごい行列で時間がなくて諦めた。

あと、土曜日の深夜(2時過ぎくらい?)、LESのビルの屋上で(たぶん)酔っぱらって”Dancing Queen”を大合唱してた集団、あんたたちだれ?

行きの機内で見た映画2本;

Book Club (2018)

Diane KeatonとJane FondaとCandice BergenとMary Steenburgenの4人(すごいメンツ)はそれぞれそれなりに成功して安定した老後を送っていて、30年くらい仲良くBook Club(読書会)を続けていて、新たなテーマ本に“Fifty Shades of Grey”を選んだらこんなの本じゃないわよね、とか言いつつもなんか火がついたかんじになって、男たち - Andy GarcíaとかDon Johnsonとか - が寄ってきたりしてざわざわし始め、その後も続編ふたつを読み進んだら更に火事が広がっていくのだが、全体にちょっと大雑把で荒唐無稽すぎたかも。
娘たちに過剰に心配されてアリゾナに軟禁されそうになったDiane Keatonがもうあたしにゃ構うなってぶちきれてAndy Garcíaのもとに走るシーンでRoxyの”More Than This”が流れるのはよかったけど、でも”The Godfather: Part III”でのDiane Keatonて、Andy Garcíaからすれば義母だったじゃん。 Al Pacinoにぜったい殺されるよね。

Hearts Beat Loud (2018)

BrooklynのRed Hookでレコード屋Red Hook RecordsをやっているシングルファーザーのFrank (Nick Offerman)がいて、ひとり娘のSam (Kiersey Clemons)は、もうじき大学の医学部に行く予定なのだが、ふたりでたまにバンドのセッションをして遊んだりしていて、かつてバンドをやっていたFrankは夢を捨てきれずにそのデモをSpotifyにUpしたらIron and WineやSpoonと並んで取りあげられたりして有頂天になって、他方でレコード屋の方は先もないし、大家のToni Colletteにもうやめるよ、っていうの。
Brooklynの親娘人情バンドストーリー、みたいでわるくないのだが、そういうのよりも、ここの舞台になっているレコード屋って、GreenpointにあるAcademy Records – Williamsburgにあった頃からずっと通ってた最愛の場所 – なのでそこばかり見ていた。あと、レコード屋の客としてJeff Tweedyさんが現れたり、Tweedyのビデオが流れたり - 親子バンド繋がり? - しているの。 あと、Bakedの本店 – これはRed Hookなので正しい – も出てきてよいのだが、英国でもすぐに終わったちゃったし、日本では公開されないだろうねえ。

帰りの機内は、座って数分で落ちて、なんも覚えていない。 かわいそうにー。

こんなもんかしら。

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