9.01.2023

[film] Meg2: The Trench (2023)

8月25日、金曜日の晩、109シネマズ二子玉川のIMAX 3Dで見ました。夏の納涼サメまつり。

前作を見たのはロンドンだったがその中味なんてすっかり忘れている。そして勿論、それでまったく問題ない。 でっかい鮫がやってきて、Jason Stathamがやっつける。それ以上でも以下でもない – あ、でも今回は鮫以外にもいろいろ。監督はなんと、Ben Wheatleyではないか。

冒頭、ぶーんて飛んできた虫がよりでっかい生物に食われてそいつが更に食われて、の連鎖が描かれて終端に特大のやつがぶぁしゃーん(覚悟しろ)って。

続けて、海に汚染物質を投棄しようとしている悪者の船に乗り込んだJason Stathamがひとりで悪い奴らをやっつけてくれる。日本語版の特別対応として、悪者を日本政府+東電にしたバージョンを作ってくれないだろうか。 あの腐れきったろくでなしどもをー。(中国資本も入った映画だからやってくれるのではないか)(ほんとうに冗談じゃなく頭にきている)

前作にもあった気がする沖合に浮かぶ掘削とか調査とかをしているでっかい施設に、前作ではまだ子供だった気がするMeiyingとか彼女の叔父のWu Jingとかがいて、新たな潜水スーツを試したり、Megを飼いならせるか実験したりしていて、水深7000mの海溝へのダイブ運航をして降りていったら、違法の採掘をしていた謎の潜水艇が攻撃してきて、どかどかやったりやられたりしながら危機をなんとか脱して – 7000mの深さでも、そこの水を含んでおけば1分くらいは素潜りで動ける、ってJasonが言っていたけど本当なの? - でも複数のMegなどが隊列くんでやってきたり、戻ったところで施設は悪者たちに占拠されていたので、小さなボートでリゾートがある近くの島に漕ぎ出していったら当然悪い奴らは追ってくるし、Megたちも無表情に寄ってくるし、オオダコもくるし、陸上でも狂暴なトカゲみたいのががぶがぶ始めるし、観光客でいっぱいの島ぐるみのJurassic Parkみたいなパニック映画になっていく。

でっかいサメの映画が怪獣映画のようになっていくのはとっても正しいと思いつつも、警察も軍もなくて、連中と対峙するのがJason Stathamほぼひとり - 味方は数人で敵はいくらでも、というのがものすごい。そして見て一週間経ってしまうと、どんなふうに彼がやっつけたのか、なにひとつ脳裏に残っていないのもすごい。なんとなく残っているものとして、Jason Stathamが大口開けて迫るサメを彼の足一本で止めてしまう絵があったけど、そんなこと - サイズや重さをそんなに考えずに相手を - ができてしまうのも、水中が無重力だったからで、これが重力の世界に移ってきた途端に、夢のように溶けてしまって、食われてしまうやつは食われて消えてさようなら、ってだけだと。

それにしても、サメっていつの間にかゾンビとか西部劇とかと同じくひとつの聖なるジャンルになっているよね。なんでサメ映画なのか? 吠えないし騒がないし前に泳いでいくだけのサメがつるーっと無表情にやってきて、目の前にある人などを平等に捕食する、それだけで集団パニックを引き起こす、という構図そのもののおもしろさと、水の中だとぜったいアウトで食われちゃうけど、陸になんとかあがればセーフ、みたいな境界のせめぎ合いみたいのがたまんないのかしら?(でも今回のはサメにくっついて出てきたタコとトカゲみたいのが..) 子供の頃、予告見ただけで怖すぎていまだに”Jaws” (1975)すら見れていないのに、こういうのは見れてしまうのってよいのだろうか?

この作品て、実は人間 vs. サメではなくて、人間の善玉 vs. 悪玉のどんぱちの傍を勝手に傍若無人にばしゃばしゃ通り抜けて浮かびあがって蹴散らしたり食べちゃったりするのがサメたちの主な役目なので、なんか嫌いになれない。

とどめがあの主題歌でー サメが、でっかいサメが、おいらは無敵のめがろどん!ってラップでイキってるのなんで?

ギガとかテラとかは次くらいから出てくるの?

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