9.28.2017

[film] Kingsman: The Golden Circle (2017)

少し前後するけどこっちから先に書く。
24日の昼間にPicaddillyのシネコンで見ました。

1作目もバカなやつだった(ほめてる)けど、予告を見る限りでは今度のも相当バカみたい(ほめてる)で、公開直後のレビューも総じてよくなかったので安心した。 箸にも棒にも引っ掛からないようなバカバカしいのをみたい。

冒頭でEggsy (Taron Egerton)は昔の仲間で金属の義手をもつCharlie (Edward Holcroft)に襲われて派手なドンパチがあって、そのしばらく後で、KingsmanのヘッドのMichael GambonとかRoxyとかみんな本部も施設もぜんぶふっとばされて、生き残ったEggsyと Merlin (Mark Strong)が非常時のプロトコルに従っていくと、米国のケンタッキーの蒸留所にたどり着く。

そこにはStatesmanていうKingsmanと似たような組織のヤンキー版があって、ヘッドはChampagne - "Champ" (Jeff Bridges)で、”Tequila” (Channing Tatum)がいて、”Whiskey”(Pedro Pascal)がいて、”Ginger Ale” (Halle Berry)がいる(.. バカじゃのう)。 更に彼らは記憶を失った状態で隔離されているHarry (Colin Firth)を見つけるの。

今回の敵はカンボジアの奥地で麻薬を作っているPoppy(Julianne Moore)で、ここのヤクをやると、顔とか首にまず青筋がでて、それからハイになって踊りまくるようになって、その次の段階で体が硬直して動かなくなって、最後に血を吹いて死んじゃうの。 で、それが世界中に広がって、TequilaやEggsyの彼女(前作の最後で彼が救ったスウェーデンのプリンセスね)も感染しちゃって、そのワクチンを巡って敵との駆け引きとか攻防が始まって、そこにKingsmanやStatesmanはどう絡んで暴れていくのか。

世界征服を企む悪の組織との間で繰り広げられるバカバカしいスケールの戦いをどこまでバカバカしく漫画にしてスカッとできるか、ていうことでいうと、あーしみじみバカだったねえ、で終われてあとには何も残らないのでよかったかも。
Sam Mendes以降の007の、あれはあれでぜんぜんよいとは思うのだけれど、そこで惜しくも失われてしまった世界 - バカをやっつけて世界を救うことができるのは真のバカだけ、ていう天才バカボンと鈴木則文の世界観と法則が確かにここにはあるの。

そうは言いながらも、結論からいってしまうと、Colin Firthがいる/いないだけでなにかが格段に違っているふうに見えることもたしかで…

もうちょっとだけJulianne Mooreがバカやってくれても、とか、でも他方でElton John(本人)は... あんなんでいいのか、とかあるけど、いいの。

John Denverの"Take Me Home, Country Road"がここでも吹きまくる。Channing Tatumものとしてはこないだの"Logan Lucky"に続けてで、これはいったいなんなのかと。

あと、NYのMetlifeビルをこれ以上いじるのはやめてね。 Avengersといいこれといい。

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