8.07.2016

[log] NYそのた1 -- July 2016

NYの夏休み、そのたのあれこれ。
行きの飛行機で見た映画から。

Allegiant (2016)

Divergentシリーズのみっつめ。”Insurgent” (2015)の次のやつ。
前作で変な箱を開くことに成功し、悪玉Kate Winsletを倒して派閥(Faction)で分断された世界を終らせることができたTrisとFourたちはどろどろの粛清が始まった旧世界 - Chicagoを抜け出して壁の向こうに向かう。 汚染されて住めないと思っていた壁の向こうにはきれいでアタマ良さそうな人たちが住んでいて、箱を開けたTris達は有名人になっていて、親分のJeff Danielsも暖かく迎えてくれる。彼らが言うにはTrisのDNAは”Pure”で他の連中のは”Damaged”で、とかなってくるともういい加減にしてくれなのだが、そこから先はもちろん彼らの企みが明らかになって、Jeff Danielsも悪い顔になって、隔離されてた仲間とか旧世界の連中も加わっていつかどこかで見たような戦いと革命の光景がふたたび現れる。 で、つまり、なにがどうなってこうなったんだっけ?  になってくるの。 べつにいいけど。

でも、確かにいい加減にして、て言ったけど次怍は劇場公開なし、配信のみだなんてあんまりだと思うの。

この直後に落ちて、気がついたらもう着陸間近で、あんま見たいのもなかったので気分を高めるためにオリジナルの”Ghostbusters” (1984)を見た。 もう何十回も見ているのに。

帰りの飛行機で見た映画はふたつ。

Mothers and Daughters (2016)

Christina RicciとかSusan SarandonとかMira Sorvinoとかいろいろ出ているし。
ついこないだ亡くなった母が実は祖母で姉だと思っていたのが実は母で義兄だと思っていたのが実は父だったと言われて心の底から拗ねてむくれる(そりゃそうよね)Christina Ricciとか、若い頃の放蕩生活で誰が父親かわからない子供ができてしまったので養子に出してしまったことをずっと後悔して生きてきたブラのデザイナーのMira Sorvinoが意を決して娘と会おうとするとか、そういういろんな母娘のエピソードが5つくらい、でもそれぞれのエピソードを跨いで人物たちが交わったり繋がったりすることはあんまなくて、出てくる男たちがどれもこれもみんな同じ系統の猿顔であたま悪そうでどれがどれだか見分けがつかなかったのと、みんな最後はハグして打ち解けてしまうのがちょっと残念だった。 どこのだれでもみんなどっかの母親から生まれるのだから−、だってさ。

Suite Française (2014)
『フランス組曲』。 第二次大戦の頃、ナチスが侵攻してきたフランスの田舎で、戦地に赴いたまま戻ってこない夫を待つ妻(Michelle Williams)と義母(Kristin Scott Thomas)のお屋敷が接収されてナチスの中尉(Matthias Schoenaerts)が一緒に住むことになって、ドイツで作曲家だったという彼はピアノを弾いて曲を書いて、少しやさしいとこもあったのでMichelle Williamsと裏でだんだん仲良くなっていくのだが周囲の目も戦局も厳しくなっていって、ふたりはどうなっちゃうのか。
突風が吹いたように恋に狂って一瞬呆けたような表情を見せるMichelle Williamsがすばらしくて、それは”Blue Valentine” (2010)での彼女と同じだねえ、と。

買ったレコードとか。

だまれ。もうOther Musicはないんだ。
Academyの12th stは行ったけどOak stの方は時間なくて断念せざるを得なくて、結局WilliamsburgのRough Tradeに行ったくらい。 でもいきなり置いてあったLuna(6LPs)の箱を無視することができなくて、これを手にしたらじゅうぶん重くて、あとは7inchを2枚くらい。箱のおまけの本に入っているNoah BaumbachによるDean Wareham へのインタビューがすばらし。一部がWebでも公開されていたが、Lunaの全キャリアを振り返っていて、それって90’sの東海岸シーンを総括するものでもあって、Noah、あなた映画監督じゃないの?

殆どのやつはCDとかレコードで持っていたのだが、改めて聴いてみると”Bewitched” (1994)も"Penthouse" (1995)も名盤だよねえ。

"You were stuck in a dream and you wanted to scream, but it's nothing at all, no it's nothing at all"
に続けて、”にゃ〜 にゃ〜 にゃ〜 にゃ〜 ♪" て歌うのと"Kalamazoo"がいつものだるい夏の定番。

本とか。

前にも書いたけどロゴスの閉店セールで部屋の足の踏み場をほぼ失ってしまったので、これ以上なんか買うのはバカなんだからね、と思いつつ展覧会のカタログとか買い始めてしまったので、その上にMcNally JacksonとかStrandとかMast Booksとかで買うのなんてありえなかったのだが、でも雑誌とかは日本で買うよか安いししょうがないよね、ていうのと、サイン本とかもやっぱりさあー、ということでEmma Straubさんのを買った。 それくらいだよ。

お買い物はそんなもんかあー。
Panoramaでもおみあげ買わなかったし、あっついと荷物もちたくなくなるし。

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