10.22.2011

[film] The Ward (2010)

低気圧ひどすぎる ...

日曜日、『そして僕は恋をする』の後、そのまま"Demonlover" (2002)にを見るかこっちにするか悩んで、上映回数が減ってきたこっちにした。 
これを見逃すことは許されないの。見逃したら監禁病棟に入れられるの。

こわかったよう。 おもしろかったよう。

森や原っぱを逃げている女の子がいて、やがて彼女は原野の一軒家に火を放って放心しているところを捕えられて病院に連れてこられて、監禁病棟に入れられる。 66年、オレゴンの。

名前はKristen (Amber Heard)、なんでこんなとこに入れられるのかわからない、他方、彼女がそれまでなにをしていたのか、なんで火を放ったのか、Last Nameさえも、はっきりしない。

棟には他に女の子が4人いて、でもそういうところに監禁されるほど凶暴にも壊れているようにも見えない。 Kristinはぜったいこんなとこ出てやる、と何度も脱走を試みては連れ戻される。

彼女が来る前にTammyていう子がいたことがわかるが、彼女がどこに行ったのか、誰も語らないの。
あとAliceていう子もいたらしく、彼女も消えた。でも彼女はもっと謎で、女の子達みんなが恐れていることがわかる。 Kristinがあちこち嗅ぎまわり動きまわるにつれて、Alice (?)があちこちに出没するようになり、女の子がひとりまたひとりと。

John Carpenterが描く病院、しかもそこで監禁。 監禁とか拘束とかはこの監督のお得意でもあるのでそれはそれはおっかないしこわいし、間違いないのであるが、Aliceの出てきかたがなんか変で、徹底的に即物的で論理的であるはずのCarpenter先生にしてはなんか ... と思い始めたころに、あーこれか、と。

やられた。 最後の最後まで。

という見方もあるし、強くて負けない少女達の映画、として見ることもできる。
彼女たちの目線の強さ、それにしゃっきり応える切り返しの外さないこと。
みんながラジオからの音楽にあわせてぴょんぴょん跳ねるところは切なくて素敵。


あ、探偵を呼んできてもよかったかも。 Johnnie Toのあのひとを ...

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