11.29.2010

[film] Too Bad She's Bad" (1954)

Leslie Nielsenさん、R.I.P.

土曜日は映画2本。

Lincoln Centerで、今年の7月に亡くなったイタリアの脚本家/WriterのSuso Cecchi D’Amicoの追悼上映がかかっている。

”The Films of Suso Cecchi D’Amico”

ViscontiやAntonioniをはじめとして、ものすごい数の脚本を遺した(IMDbの"Writer"でみると118本ある)ひとなので、とても全部追いきれたものではないが、どうせなら見たことないやつを、ということでAlessandro Blasetti監督による54年作、"Too Bad She’s Bad"を。
"Screwball comedy—Italian style! " てあったし。

Marcello Mastroianniが真面目なタクシー運転手で、Sophia Lorenが泥棒一家(パパがVittorio De Sica)にそだったセクシー悪ねえさんで、マストロヤンニがひっぱりまわされて散々な目に会うのだが、最後はなんとなく落着して、Kissしてめでたしめでたし。

最近は妖怪みたいに溶解してきているソフィア・ローレンが、まだ若くてぶりぶりで、脇毛もあって、"Bing, Bong, ~ ♪"とか変な歌を口ずさみながら男を手玉に取って、ぜんぜん動じない魔女みたいな役なの。

最後のほうの全員一網打尽の警察でのどたばたも、極めてイタリア的に、つまりどうしようもなくいいかげんに、落語みたいに落ちてしまう。これってScrewballじゃないよねえ、とか思わないでもなかったが、イタリアの夏の景色とソフィア・ローレンとあの変な歌がすてきだったので、よかった。

写真は土曜日の朝。 ほんとうにさむかったんだよう。

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