7.28.2016

[music] Panorama - July 23

Panorama。 土曜日の午後、PanoramaのDay2から。

会場はRandall's Islandていう限りなく地続きに近い島にある公園で、2004年にCuriosaていうThe Cure主催のフェス - あれはいかった - に行って以来。
数年前、なんかのフェスでドラッグやり過ぎで死人がでたのは記憶に新しいところ。

フェリーで行く、シャトルでいく、地下鉄とバスで行く、行き方はいろいろで、フェリーにしても船着場までは地下鉄とバスだったりして、でもマンハッタンの真ん中から1時間みておけばいいくらい。アクセスでいうとシカゴのLollapaloozaがだんぜん偉大かも。
フェリーは往復で$25。 でも帰りのチケット、2日間誰ひとりチェックしてなくて素通りできたはず。

ステージは結構離れた距離(グリーンとホワイトほどじゃないけど)でふたつ、クラブミュージック系をやっているテントがひとつ - だけどこのテントはいつも行列で並ぶ気になれなかった。 同様にHP(ITの会社ね)がやっているThe Labていうのがあって、Googleがやっている小屋があって、そういうのはなにやってるかわかんねえし面倒くさいのでいちいち並ぶ気にもなれず。

唯一、James MurphyとSoulwaxのDJがサウンドデザインをしたDespacioていうディスコ小屋があって、ここは涼みに入ったりしてた。音はとんでもなくシャープでファットでおみごと(50000ワット、カスタマイズしたMcIntoshアンプ7台だって)なのだが、中が真っ暗すぎて手探りしながらいかがわしいことをやるくらいしかないのでは。 そうか踊るのか。

で、23日は4時半くらいに会場に着いたのだが、その時点で暑さで相当ふらふら干上がっていた。
目当てはThe Nationalからだったのだが、彼らの開始は7:25で、時間の見当を間違っていたことがわかって更にがっくし。

なので暑さにうなされて、食べ散らかしたり水分とったり、てきとーな日陰(割とあるの)をさがしながら場内を徘徊するしかない。

途中で、ちっちゃい方のステージでやっていたAnderson .Paak & The Free Nationalsていうのがなかなか盛りあがってて、みんななんかすげえぞこいつら、てかんじでステージに走っていく。 R&BとJazzとFunkと、そういうののごった煮で、はちきれんばかりの勢いで走りまわってて、確かによかった。 ラストにBowieの"Let's Dance"のカバーをのけぞるかっこよさでまき散らして、すごーい!! てなったところ - イントロのみで終わった。 なんかもったいなかった。

The National

メインのでっかいステージのほう。バンドの登場のところで流れていたのが、The Smithsの"Please, Plaase, Please..”で、この炎天下にこの曲でどうしろというのか、と思ったが、全体のトーンも披露された新曲も、Matt Berninger自身 - 髪も髭もまだらでぼうぼうの仙人状態 - が語っていたように「メランコリックなかんじ」、なのだった。
中盤にやった”I Need My Girl"とか、こないだ見た"Man Up"でかかったなあ、とか。
アンサンブルは相変わらずタイトでよいかんじで、ずっと聴いていたかったのだが、途中でSufjanのほうに向かうために去った。
2008年のロラパのときもNINに向かうためにこのバンドに背を向けてしまったことがあったねえ、て思いだしてごめんね、て謝る。

Sufjan Stevens

事前に見ていた写真が結構はではでだったので、また躁状態になっているのか、くらいに思っていたが、それを遥かに超えるカーニバルとしか言いようがない狂騒状態が待っていた。
このひとを始めて見たのは"Illinois"のリリース後のライブで、そのときは全員がチアの恰好をして相当に変なかんじだったのだが、本人達ははっきりと照れながらやってて、たまに平熱平服のモードで淡々としたライブもやったりしていたので、変な恰好でやるライブは変なとき、というイメージができていて、最後にそれを見たのは”Age of Adz”のツアーで、あの相当に弾けたステージを経て、昨年リリースされた”Carrie & Lowell”はとっても地味で、でもすてきだったので、もうああいう壊れた系のはないのかも、と思っていた。 のだが。

もう出てきたときから明らかに恰好も挙動も怪しくて不審で、ケバいメイクにキャバい衣装の大勢のメンバーもやけくそで笑っているかあたしなんでこんなことしてんのかしら、ていう憮然とした表情で、でもいつものようにバンジョーを手に始めた”Seven Swan”は、途中からぎんぎんのライティングが炸裂して、燃え尽きた白鳥がバンジョーを粉々にしてしまう。
そこから先もホーンが入ったりの分厚くマッシブな音なのだが、他方で振付けと衣装替えは学芸会並みのどたばたで、そんな錯乱した動きに向かわざるを得ないなにか、ばかりがこちらに飛んでくる。

真ん中くらいで、まさかやるとは思わなかった”Impossible Soul”が始まる。フェスの55分の枠で25分の大曲をやる。ものすごい量の衣装替えも楽器替えもセット替えもばったばたのあきれた勢いと速度で、リリース直後のツアーの数倍雑な仕様だけど、途中で小林幸子並み(見たことないけど)に巨大化したり風船まみれになったり、あまりに生き急いでいるかんじがしてなんか切なくなった。 でもそれこそがこの曲の持つ不思議な力で、”Impossible Soul”の置き場なのだ、とおもう。

で、全力疾走と共にこの曲が終ったー、と思ったところでホーン隊がぱおーって上を向いて”Chicago”が、ぐるぐる回る電車のイメージと共に鳴りだしてぴーぴー泣いてしまうひとも多数。
繰り返すけど、ステージ上はお祭りであれだけわーわー騒いでいるのに、騒げば騒ぐほど壊れた寂寥感が浮かびあがってくるのが不思議でしょうがないのだった。 あんま無理しないでね。

Kendrick Lamar

Day2のメインステージの大トリ。
この世界はよくわからないのだが、昨年の”To Pimp a Butterfly”はおもしろいなー、て思ってて。
Sufjanの直後に向かった。 川の向こうに見えるマンハッタンがきれい。

ステージ上にバンドやDJはいなくて(少なくとも遠くからは見えない)、その背面にはでっかいスクリーンが3面、そこに楽曲に関係していると思われる時代とか人物のモノクロの映像(ほとんど固定をスライド形式)で映しだす。 映像はレーガン、ブッシュ、オバマ、プリンス、パム・グリア、時々のいろんな事件、などなど。 曲間には真ん中のスクリーンにLammer自身の鼻から上 - 目をきょろきょろ瞬き - のアップが映しだされて、要するにわたしは見た/わたしは見る、というメッセージで、そこから彼のたったひとりの怒涛のライムが繰り出される。 彼の歌の世界にどっぷり没入させる、ものすごくそぎ落とされたストイックな構成なのだが、”…Butterfly"の適度にとっちらかった玩具箱の音を期待していたのと、Sufjanの極彩色の世界との食べ合わせがあんまよくなくて - ただ、どっちも世界観まるごと投げ出していた -  昼の暑さでへろへろだったこともあって、10時過ぎに抜けてしまった。

帰りのフェリーは夜風が気持ちよかったのだが、周りはべったべたにキスをしまくるカップルだらけでなかなかすごい光景が展開されていたの。

食べもの関係は ー

・Renegade LemonadeのPassion Hibiscus
・Two Guys Friesのフライとスイカ4切れ。
・Macha BarのMacha Popsicle  ... イメージとぜんぜんちがってた。

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