8.10.2013

[music] Mumford & Sons - July 30

7月30日の晩、新木場で見て聴いた。 たのしかった。

FRFの後の微熱でやっぱし音楽だよな、とかなってしまい、更にFRFから帰還した翌日、ついにレコードプレイヤーがやってきたので、何枚あるかはしらんが軽く7年分は溜めこんであるアナログを端から聴きまってやる!になったのだが、アップグレードしないと33回転のしか再生できないことを知って衝撃を受け(しっとけ、そんなの)、でもとにかく音楽いっぱい聴く!になったんだよ。

ほんとは、もちろん、月曜日のSavagesのほうに行きたかったのだが仕事からぜんぜん抜けられず、火曜日のこれは抜けられるかもしれないが遠いし、そもそもチケット売り切れなのではないか、と思っていたら当日券あり、とか聞こえてきたので行ってみた。
欧米だったらこのサイズの小屋ではぜったいありえないのだが、とりあえずしあわせな国にっぽん。

はじめはギター、バンジョー、キーボードにベース、これに弦3に管3で、この編成とは思えない音の拡がりがすばらしい。でっかい投網を投げられて一網打尽。
後ろの管弦がいなくなって4人だけになっても、でっかい声とじゃんじゃかじゃかでぐいぐい引っぱっていく。

Marcus Mumfordの声はほんとに素敵で、でもほかに、曲にすごい泣かせどころがあるとか、ハーモニーやアレンジが見事とか、お祭りのような揚げどころがあるようには見えない(いや、あるのかもしれないけど、ぱっと聴いたところではそんなに)のに、愚直なまでに声を張りあげじゃかじゃかどこどこやり続けてどこに行くのやら。 きっと地球に誰ひとりいなくなっても止めないのだとおもう。 

この音でこの音楽隊を汗臭く泥臭く髭まみれでべたべたやる、のではなく、少しださめの大学生みたいなセンスでもってやり抜こうとしているところが当たった理由なのかも。  それをセンスのよさ、と呼ぶのは癪なのだが、おぼっちゃんだからしょうがないか、みたいな隙間もたまんない方向に寄与してくれたのかも。こんな時代には。

http://www.vulture.com/2013/08/here-is-the-mumford-sons-music-video-in-5-gifs.html

アンコールではアンプラグドどころかケーブルレスでSpringsteenの"I'm on Fire"をやって、"Where are you now?" をやる。
当然音量はちいさくなるが固まって揺るがない。
おれの魂はこんなにぼうぼう燃えているんだけど、きみはいったいどこにいるの? てつぶやきながら森の入口にぽつんと立っている樵、みたいなかんじ。

これにきゅーんとなる女子がいるのはなんとなくわかる。

終りのほうでHaimが出てきて、FRFで見たかったベスト3だったので、ばんざいした。

http://www.vulture.com/2013/08/watch-haim-cover-sheryl-crow.html


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