3.11.2012

[art] Jackson Pollock - A Centennial Retrospective - Mar.8

月の真ん中くらいでなにもかも嫌になって半休する(≒登校拒否)、というのがほぼ習慣化しつつあって、そんなふうに8日の午後休んだ。 先月は10日にやって、展覧会いっこと映画2本みた。 

この日も展覧会いっこと映画2本。 はたして休みなのかこれ。 

先月の展覧会は、書くのを忘れていたが『ルドンとその周辺 - 夢見る世紀末』でした。
見どころは、ほぼ「グラン・ブーケ」のみ、だったが、パリのグラン・パレでの全壁画の展示風景を見てしまうとなあ。 言ってもしょうがないけど、あの形で見たかったよねえ。 

今月は竹橋の『生誕100年ジャクソン・ポロック展』。
先月も今月も、昼休みに会社から歩いていくかんじ。

これも見どころは、ほぼ"Mural on Indian Red Ground" (1950) のみ。
確かに見事ではあったが、もうちょっと量がほしかったよねえ。
彼の絵はWall of Soundとおなじなので、全身を眼にして、ひたすら中に没入して、あとは物量で畳み掛けるしかないのだが、あれっぽっちだとなあ。

ポロックでいうと、98年のMOMAでのRetrospectiveが自分にとっては決定版で、あれと比べてしまうのよね。 アトリエの再現も、あっちのがリアルだったような。

あと、赤か青か、の話ではあるが今回のIndian RedとMOMAの"Full Fathom Five" (1947) - 「五尋の深み」 - を並べて見たいなー。 無理だろうけど。

それから、2階でやってた『原弘と東京国立近代美術館』も。
こっちは見事で楽しかった。 個人的にいちばん身近なのは『現代の眼』の表紙デザインなのだが、戦後のモダンアート展のポスターあれこれが、その下書きも含めてびっちりある。 おもしろいー。

彼の手がけたポスターのシンプルかつポイントを抉る、かっこいいデザインと比べると、(例えば)今回のポロック展のポスターの醜いこと。『↑評価額200億円!!』 それがどうしたよ? 
こんなポスター、10年後には恥ずかしくて正視できないよ。 それでいいんだろうけど。

それにしても、どの展覧会行っても最後の売店とこで、ほんとにうんざりするねえ。
あんなの、絵とは何の関係もないじゃん。ああいうのやらないと運営が成り立たないんだったら、やめちまえ、だわ。

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