12.31.2019

[log] 年のおわりに

気がつけば振り向けば1年の最後の日になっていましたどうしよう、と書いて嘆いてあたふたしてみせるけど実はなんにもしない、そういうお約束のいちにちが今年もやってまいりました。

.. という昨年の文言をそっくりそのままコピーするだけで反省しないし進化もないしなんのためにこの一年は、とか愚痴悪態をついてばかりのしょうもない一日が今年もやってまいりました。

この12月はなんだかとっても慌ただしくて、11月末のロシア行きがなにかを後ろに押してしまったせいもあるのだろうが、月のまんなかに仕事でドイツに行ってクリスマスの前にパリに行って2日あけてローマに行って29日に戻ってきても頭とか目が錆びたように重くて、今日はなんにも片付かないし片付けるつもりもないそういう1日で、それは片付けるべき山がどれくらいあるのかを振り返ることすらしない - 目の前にいっぱい積まれて傾いたりしているやつもあるのに目を合わせようともしない、なんか自然現象のように書いているけどただのやる気の問題として、とにかくどうしようもないんですけどどうしましょう、って(きみはそれを誰に向かって言おうとしている?)。

とにかくこちらに来て3回目の年のおわりを迎えることができて、本来であれば2年契約のアパートの契約更改時期だったので新しいところに越してもう少し空間に余裕のある快適な暮らしを、のはずだったのだが新しいところを見つけて契約改めて引っ越して、それらを実行する時間とかお金とか体力とか、そういうのは映画とかライブとか古本とか旅行とかに使ったほうがよいのではないか、と思ってしまったので 昨年末であれこれ諦めていたゴミの山の上に、さらにいろいろ積まれて重なってしまった今があって、なんども言うように、これは自分がどうしようもなくだめでそれをこうして認めているのだからいいじゃんか、と誰に向かって言っているのだかわからないあれこれを相変わらず。

昨日、Neil Innesの訃報を聞いて、え? 9月の”The Rutles: All You Need Is Cash” (1978)のトークではふつうにお喋りしてくれたのに、というのも、昔ほどには驚かなくなった。明日にはどうなるかわからないんだな、って。とても悲しいことには変わりないけど。

大晦日、今年最後にみた映画はBloomsburyでのBi Ganの”Long Day's Journey into Night” (2018)だった。
あーそうか、今がまさにそれだわ、よくわかんない夜の微睡みのなかにあるんだわ、とも思った。 

新元号なんてほんっとどうでもいいしあんなに嫌がっていたBrexitもオリンピックも来年は始まってしまいそうなその向こうで、しぬほど嫌いな日本の首相も英国の首相も米国の大統領もあーんなにゴミより臭くて耐えられない腐臭の群を放っているのに、そのままに放置されて存続しているってどういうことだ、って、こいつらを一網打尽にして宇宙の果てに塵ゴミとしてぶっとばすことはできないものか、っていうのはいつも思いながら、でもゴキブリみたいにいるねえ、あの連中。

家のなかがこんなで、世の中もあんなで、あれこれそんなふうだからとにかく自分を維持して朝起きあがるのが精一杯で来年も持ち堪えられるかどうか、くらいなので、ごちゃごちゃ言わないで新しい年に行ってしまおう、って。

でもとにかく、まわりの人みんなによいことがありますように。
自分には - 敗けたり失ったりは常態だったとしても - 少なくともよい出会い - 本でも映画でも音楽でも人でも - があって生き延びることができますようにー。

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