12.09.2019

[film] Charlie's Angels (2019)

3日、火曜日の晩、Leicester Squareのシネコンで見ました。

監督・脚本は出演もしているElizabeth Banksさん。楽しそうに撮っているかんじ。
巷のレビューは全然よくなさそうなのだがElizabeth BanksだしKristen Stewartだし、見るよね。

冒頭が顔見世的なリオでの活劇で、このどんぱちをもっていろんなAngelsを育ててきたJohn Bosley (Patrick Stewart)は引退して、世界中にいるいろんなBosleyから祝福されている。(Bill Murrayでいいのに)

この時点でAngelsはSabina (Kristen Stewart)とMI6あがりのJane (Ella Balinska)のふたりで、Calistoっていう人類を壊滅させる可能性をもったやばいデバイスの行方を巡って大企業の悪い奴らと、それを開発したエンジニアのひとりElena (Naomi Scott) & Angelsとの間で駆け引きが始まるのだが、John Bosleyの後任のBosleyはすぐ殺されて、次のBosleyとして Rebekah Bosley (Elizabeth Banks)がきて、みんなで戦うの。それだけなの。 Mission Impossibleなかんじはあんまない。やりゃあいいんだろ、くらい。

70年代に始まったこのドラマはCharlieっていう顔の見えない司令官(男)とその命を受けた現場の指揮官Bosley(男)とその下で「男勝りの」活躍をするAngels、がいて、「女なのに」やるねえ痺れるねえ(鼻の下)、ていうのが伝統的な構図として延々あった気がするのだが、こんなのは今の時代には通用しねえんだよハゲ、っていうの。

Bosleyは世界中にいっぱい生息していて代替可能だし、Angelsにしてもそうだし、先代のAngels - Drew Barrymore, Cameron Diaz, Lucy Liuのトリオにあったような見て見て!の愛嬌みたいのはゼロなの。 Sabinaはずっとぶすっとして腹減ったーばっかり言っているし、Janeはトレーニングばっかりやっているし。ドラマは上に言われるままに技術を追っていたエンジニアのElenaがAngelsたちと接していく過程であたしもAngelsになって悪い奴らをやっつける! って目覚めるまでを描いていて、そういう女の子たち全員へのメッセージになっていて、それでぜんぜんよいし、もっとやっちゃえ、くらいに思った。

あとは、The Saintっていう007のQみたいなテクと癒し担当の男子がいて、執事というか下僕というかでなんでもケアしてくれるから、いいなーしかない。

Kristen Stewartは笑っちゃうくらいにKristen Stewartなので彼女のファンは必見。彼女の前職はPersonal Shopperだったんだって。

男性評論家どもはこんなの僕ら(こいつらがよく言う「僕ら」ってなんなの?だれ?)のエンジェルじゃない、とか言って酷い点を付けるのだろうが、構うもんか、シリーズにならないかもしれないけど、気にすんな、でよいと思う。

こないだTVでDrew Barrymore - Cameron Diaz - Lucy Liuの時代のをやっていたので久々に見てみたけど、これはこれで悪くないの。00年代のおめでたさバカバカしさがよくもわるくも全開(フルスロットル - フルスロットルが許された時代)で。

あと、夢企画としては、彼女たちとWild Speedの連中を戦わせてみたいな。

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