5.30.2019

[log] Amsterdam - Antwerp

24日から26日までアムステルダムとアントワープに行ってきたのでその備忘をかんたんに。
お天気はだいたいよくて、22時前まで明るくて、でも少しだけ寒かったかも。

All the Rembrandts

今年はレンブラントが亡くなって350年の”Year of Rembrandt”、ていうのを街をあげていろいろやっていて、Rijksmuseum - アムステルダム国立美術館 - では同館が保有するレンブラント丸ごとお蔵出しをやっている - 宣伝文句によると300以上のエッチング、60のドローイング、22の絵画 – 加えてあそこの「夜警」(1642)がもうじき修復に入ってしまう – どっかに持って行って隠してしまうのではなく、修復の様子はライブで公開されるらしいのだが – というのもあって、もう一回見ておこうか、ていうのが今回の旅の動機で、ここは24日のお昼、着いてすぐに行った。

“All the Rembrandts”は新館の方でやっていて、あたりまえかもだけど「夜警」とかの場所は移していない。 数としてはエッチングが圧倒的に多くて – これは沢山刷って売ってお金を稼いで、それを「夜警」のような大作とかにつぎ込んでいたためなのだが、よく描いて刷ったもんだわ。ものによっては本当に軽めでひょうきんな、漫画みたいのもいっぱいあって北斎みたい、とか。

テーマは自画像、家族とか近しい人達、風景画、宗教画、ほぼこんなところに集約されて、ものすごく沢山描いた巨人、のように思っていたが割とこじんまりした人だったのかも、とか。

ブロックみたいなお重みたいな、軽く人を殺せそうな重量と堅さのカタログ買った。

Rubenshuis

昨年のアムステルダムは真ん中の一日でキューケンホフ公園にチューリップを見に行ったのだが、今年は真ん中の一日でアントワープに行った(電車で片道2時間強)。アントワープと言えばルーベンスで、レンブラントだけだとバランス(なんの?)悪いかも、と思って、ルーベンスのお家に行った。住みやすそうなレイアウトのおうちでお庭もきれいで、こんなとこで描いて暮らしていたのかいいなー、で。

あと聖母大聖堂に行って「聖母被昇天」と「キリスト昇架」と「降架」も。ネロとパトラッシュのあのアニメは見ていないのだが、それとは関係なしにあんなのよく描いたもんだわ、って。

でも王立美術館は時間切れで行けなかった。

Museum Mayer Van den Bergh

ブリューゲルの「悪女フリート」(1563?) - 修復されたばかり - と「12の諺」はなんとしても見たくて、すごーい(ほんもの!)、だった。何時間でも見ていられる。 他にもおもしろい絵がいっぱい。

Horta Grand Cafe & Art Nouveau Zaal

アールヌーヴォーの建築家 -  Victor HortaがデザインしたCafé。鉄骨の繋ぎ目とかかっこいいの。

あとは、Dries Van Notenの本店に行って、これかあ、って拝んだ。

食べ物はお芋のフライくらいしか食べていないが、さすが本場、としか言いようがないやつだった。
https://www.fritesatelier.com/en/antwerp/

The Royal Concertgebouw

25日、アントワープからアムステルダムに夕方に戻ってきて、晩にコンサート行った。
指揮はKochanovsky、演目はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番とリムスキー=コルサコフのシェヘラザードで、ここの音楽ホールはみんな音がよいっていうのでどんなものかしら、と。
演目はどうでもいい、とまでは言わないけど、オーケストラで音ががんがん鳴っていたほうがよいから、と。それはそれはびっくりするくらいよい音の鳴るホールだった。高音なんて驚異的に伸びてわんわんしてて、ああここでメタルとか聴いたら天に昇ってしまうわ、って。

Museum het Rembrandthuis

26日はアムステルダムに戻って、レンブラントの家に行った。1月に見た映画”Rembrandt” (1936)にあった風景を思い起こしながらいろいろ。 レンブラントの銅板(レプリカ)を使ったエッチングのデモをやっていたので見て、高校の頃にやったのと技法としてはそんなに違わないのね、とか。
もういっここの地の重要な「家」であるアンネ・フランクのそれはまったくチケットが取れなかった。

Rembrandt and the Mauritshuis

昼過ぎにそこからDen HaagのMauritshuisに電車で行った。昨年も来たのだが、ここでもレンブラントのお蔵出しをしていたのと、ここって居心地がよくてカフェもよくて好きな美術館なので。
レンブラントに関していうと、ここの「テュルプ博士の解剖学講義」の方が「夜警」よか絵としてはおもしろいかも、って思った。

アムステルダムの食べ物関係は、前回食べれなかったニシンのサンドイッチ食べた。

次回はデルフトに行きたい。

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