4.26.2015

[film] Furious Seven (2015)

17日の金曜日の夜、新宿でみました。
歌舞伎町の新しいシネコンのオープニング、IMAXの3Dで。
施設はできたてできれいだけど、あの場所にたどり着くまでが人によってはしんどいのではないか。
渋谷行ってもセンター街に近寄るのが嫌なひとにとってあの辺一帯まるごとセンター街みたいに見える。
(昔はあんなじゃなかったよねえ?)

このシリーズ、見るようになったのは機内のやつからで、だから最初の1〜3くらいまでは見ていない(と思う。たしか)。 ブラジルででっかい金庫をえんえん引きずって街中ぐじゃぐじゃにしたのは「5」だっけ?

こんなの、筋なんて書いてもしょうがない系なのだが、書いてみよう。
ハゲ1 - Jason Stathamが弟の仇とかいって、東京で長髪のアジア人を殺して、ハゲ2 - Dwayne Johnsonを病院送りにして、ハゲ3 - Vin Dieselのファミリーも狙われて、あったまきたところに謎の老人 - Kurt Russellが現れて、神出鬼没のハゲ1を見つけるには天才ハッカーの作ったある機械がいるのじゃ、とかいうので、仲間を呼び寄せて飛行機から車ごとダイブして、囚われ搬送中だった天才ハッカーを救い出して、そしたらそいつはもしゃもしゃ髪の女の子で、機械はアブダビに送っちゃった、とかいうので、こんどはアブダビに飛んで、高層ビルの上のほうでビル2棟ぶちぬきダイブしてそいつを手に入れるのだが、それでハゲ1を見つけて捕獲に行ったら返り討ちにされて、じゃあこんどはロスだぜ、と最後の闘いに赴くの。 周りの迷惑もちょっとは考えろハゲ。

レールの上ではないところの横移動をいかに速く重く強く乱暴に無軌道にやるか、という車に与えられた最低限の、本来の機能とか使命を無視して、とりあえず上から下に飛んで(落下して)、地上数百メートルの空中をビルぶち抜きで飛んで、最後は下から上に飛んで、そういう無理ばっかするもんだから車はどれもぐしゃぐしゃになるのだが、ハゲ共はつるつるとただのひとりもしなねえ。 ハゲつええ。

でもビルドアップハゲ同士の肉弾戦て、ひとによるのだろうけど、あんまこないかも。
なんかただのプロレスに見えてしまうのよね。

ハゲ共はいいとしても、つっこみどこの嵐はものすごく吹き荒れて、なんもしなくてもハゲ1はおらおらって寄ってくるんだから、あの機械、べつにいらないんじゃないか、とか、Kurt Russellはやたら偉そうだけどベルギービールのことしか頭にないただのぼんくらではないか(だから最高なんだけどさ)、とか、ハゲ2はギプスのことをいったいなんだと思っているのか、とか、とにかくしぬほどいっぱいある。

もういっこ、これってPaul Walkerさよなら、の映画でもあるわけだが、彼の爽やかで儚い笑顔は、もうぼく、君らハゲにはついていけないんだよ、だってハゲじゃないんだもの、と言っているように見えてならないのだった。

「8」には、Die Hardのハゲでも入れとけ。どうせしなねえから。

あと、ここのIMAX、ちいせえ。 団地サイズ、ていう言葉がうかんだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。