7.30.2013

[music] FRF2013 - July 26 そのた

FRF2013の1日目のあれこれ、NIN以外のやつらを。

FRFに行くのは、たしか2007年以来で、もちろん毎年行こうかどうしようか考えこんだりするものの、このフェスとか場所にそんなに思い入れがあるわけではなくて、でも行ったらはしゃいで、疲れてしみじみ後悔する。 で翌年になるとすっかり忘れてまた行こうかどうしようか悩む。

8:04の新幹線で越後湯沢行ってシャトルバス乗ってリストバンド貰ってゲートをくぐって、ここまで既に11:30を過ぎていたので、ううむ。
GreenのRoute 17 Rock‘n’Roll Orchestraは、大江慎也だけ見たかったのだが、もう終わっていたのだろう、チャボが「ぶんぶんぶん」してた。それから"Hey Hey, My My"になって、The Poguesの"Fiesta"の日本語版(そんなのあるのね)なんてやってた。

とりあえず奥に行こう、と木道亭のとこを抜けてOrange Courtに行ってTurtle Islandを少しだけ。お祭りだねえ、まだお昼なのに。というかんじにあがってくる。
そこからField of HeavenでSoil & "Pimp" Sessionsを横耳で聴きながらマルゲリータに並んで食べて、ついでにルヴァンでしそジュースと生トマトを追加して、Whiteで怒髪天。
バンドのねちっこさとバタくささを音の切れと抜けが気持ちよく裏切る。そこまでの強さ、と言ってよいのかどうか。

どうしようかなー、と再び木道亭のところを通っていったらKensington Hillbillysをやっていて、気持ちよすぎたので立ち止まる。 ギター2本とペダルスティールが風のように自在で軽くてもうずっとここにいるこれだけでいいぜんぶ投げだしてどうでもいいこのまま森の奥に消えたい、というのと、ここでスイッチを入れてなんとかしないでどうするていう焦りと、いろんな煩悩とか雑念とかぼたぼた落ちてきて、山の天気とおなじくらい脳内の天気もふったりやんだり変わってばかりで、みんながいうエンジョイ!とかリフレッシュ!とかとは全然ちがって結構疲れてばかりなのだが、でもそうだ音楽だと気をとりなおしてうろうろする、というのが自分にとってのフジだったのだ、ということを改めて。

そのまま木道亭に座って次の畠山美由紀さんの最初の3曲を、やっぱし気持ちよいな極楽だわ、と思ってSuzanne Vegaの"Gypsy"のカバー(なつかしー)を背後に再びOrange Courtに向かってThe Sea and Cakeをみる。  最初の5曲くらいまで。このバンドの魅力は2台のギターのぱりぱりした絡みあいだと思っていたのだが、この日はドラムスとベースが結構前に出ていて、悪くはないもののなんか違うのでは、という気がして、Field of HeavenのGentlemans Pistolsにいく。
長髪と髭とメガネとでぶ。 ごりごりのサザン・ヴギ、というか直球のロックンロールで、これがぜんぜん悪くなくて気持ちよいのだった。夏の昼間はこれよね、ていう。

そこからGypsy で、サルサのちゃかぽこが聞こえてきて、これ、最初はレコードまわしているのかと思ったら生演奏 - Los Guanchesだった。 これも夏の昼間よね、だった。 だいすき。
ここの奥にはちみつものの屋台があって、Field of Heavenでせっかくルヴァンのバターはちみつカンパーニュを我慢したのについに決壊して、はちみつ酢カッシュていうのを飲んだ。

だらだらRed Marqueeに向かう途中でGreenのFun.(ふん?)を横目で。すごいなー宗教みたいだなー、だった。 Local Nativesはとってもよくうねる好きな音で、やはりThe Nationalの影響が濃いかなー、と。 特にあのリズムパターンていくらでも広がるよね。

そこからGreenのMy Bloody Valentine。見るのは初めてで、悪くはないとおもうもののなんか音ちいさいよね、と誰もが感じたのではなかろうか。 わたしがこのバンドでいちばん好きなのはColm Ó Cíosóigのドラムスなの。 ふたたびRed Marqueeに向かう途中、ガラケーを握りしめてすごい難しい顔で座っている渋谷陽一がいた。おじいちゃんだいじょうぶ? てかんじだった。

もち豚の豚汁を食べてからCharaをみる。ほんと久々。 最初のほうがなかなかサイケで重厚でBjorkみたいになっちゃったかも、とか適当なことをおもって、でも自分は駄菓子みたいなCharaが好き(Bjorkもだ)なので、うーむ、とうなっていたが「しましまのバンビ」でこれこれ、になった。あとは吉村さんの思い出に、と「タイムマシーン」をやってくれたので、そうだねえ、てしんみりした。
Charaの間はずっとすごい土砂降りで「テントの中は勝ち組だね!」て高らかに宣言していた。 そう、このときはね…

そこを出て鮎の塩焼きを食べたら3口くらいでなくなってしまったので悲しくなってクロワッサンソフト、ていうのもいただく。どんなもんじゃろ、だったのだがバニラ&チョコのソフトクリームにあったかいクロワッサン(じゃないけどなあれ)の切れ端はなかなかはまっていた。
 
続けてまたRed Marqueeに戻り、Tame Impalaの最初の数曲を。 外国人比率がすごい。ライティングとかを見て、これってはっぱ音楽だからかー、と納得する。ドラムスとベースの絡みはすごくユニークでおもしろいのだけど、上っかけのところがちょっと弱いかなー、くらい。

で、21時前にグリーンの前にいってスタンバイしました。

NINの後は、富士映劇でWilkoとかDJ Shadowとかまだまだ遊ぼう、とか思っていたのだが、どっと疲れがでたのと、あれの後でべつの音を耳のなかに入れるのはなんかもったいない気がしたのでバスで駅に戻ることにする。

戻ったら、当然のように駅は閉まっててあらあら(空港と勘違いしてたわ)、と思って駅の壁に寄りかかって始発までまるまってねた。
屋外で夜明けを迎えるときには、「レネットとミラベル/四つの冒険」の"Blue Hour"ごっこをやるのが恒例なのだが、ひとりでやってもちっともおもしろくないのだった。

こうして週末は完全にしんでつぶれて、わたしの夏は終わってしまったのだった。
終わったんだってば。

今回、知り合いの皆さんとはぜんぜん会うことができず、ご挨拶することもかないませんでした。
日頃の不義理をかさねがさねお許しください。 またそのうちどこかで。

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