9.28.2012

[music] Grizzly Bear - Sep.24

24日の月曜日の晩に見ました。 ほんとに久々のライブなので、とってもうれしかった。

Radio City Music Hallって、昔はエンタメ系の大御所歌手とかがやる場所(新宿コマ劇場とか)のかんじがあったのだが、最近はこういうバンドも出るようになったのね。 前回ここに来たのもIron & Wineだったし。 その前は(たしか)Modest Mouseだったし。

チケット、売り切れはしなかったようだが、ひとは結構入っていた。 ブルックリンの髭面 - 南部のぼうぼうではなくて、タワシみたいなやつ - Stumptown CoffeeとかMast Brothers系というか - が多い。

前座の途中から入った。 Unknown Mortal Orchestraていう3人組(でもOrchestra)で、かわいそうなくらいPAの音がひどかったが、タイトなクラシック・ガレージでよいかんじでした。

Grizzly Bear、発売したての新譜からまず2曲。
バンドの背後から均等に配置されたオレンジ色の提灯のような玉がランダムにふわーんと昇っていって、ぺったんこのクラゲのように触手が伸びきる。 あークラゲというか、精子だよな、あれ。 
この後も、この精子がななめ一列に並んだり、交互に配列が変わっていったり、でも地味にきれいで、森の祭りみたいでよい。

バンドの音はすばらしく、でっかい箱にぜんぜん負けないスケールで迫ってくるのだった。
なんといってもドラムスが気持ちよくて、これが蹄のでっかい馬で、これが土をがしがし掘りまくり、垂直にエレピの音が突き刺さり、ギターのでっかい熊手が生えてきた草をじゃりじゃり刈りとる。 (なぜか農耕系のイメージがある)
初期のSimple Mindsの音をなぜか思い出したりもした。

新譜と"Veckatimest"を中心に約1時間半、スケールでっかく鳴らしまくった後、アンコールは突然小さい小屋のIntimateな雰囲気にぐうっと寄って、ラストの"All We Ask"は全員がステージのまんなかに固まった完全なアンプラグドでした。
メンバーのおばあちゃんとか親族一同呼び寄せての大舞台、これならおばあちゃんも嬉しかったことでせう。

おー、Late ShowにNeil Youngが出てきたわ。

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