9.06.2012

[film] For a Good Time, Call... (2012)

30日の木曜日は、仕事から抜けられず映画は断念した。 
TVのJimmy FallonでWilcoを見て、うううとなったくらいだった。

31日の最終日は、ごめんなさいをして、早めに抜けて、これを見ました。
この日が初日の新作映画のなかでは、"Sleepwalk with Me"か"Side by Side"を見たかったのだが、そんなのはぜんぜんやってないし。

なかなかしょうもない映画なのだが、ぜんぜん憎めないし、むしろ好きかも。
日本だとDVDスルーにすらならない可能性もたっぷり。 でもかまうもんかー

Lauren(Lauren Miller)は、一緒に暮らしている彼から君と一緒にいてもセックスするだけだし退屈だ、と言われて結婚を棚上げにされイタリアに長期出張に出られてしまう。 
呆然脱力した彼女は、親切な男友達(Justin Long ... すげえ変)の導きで彼の女友達のGramercyのアパートに同居することになるのだが、そこにいたのはかつての天敵、高校卒業記念に買って貰った車に小便をぶちまけられた最低の過去をもつあばずれ女だった...
で、そのあばずれKatie(Ari Graynor)が部屋で毎夜喘ぎ声を出してなんかやっているので聞いてみると、テレフォンセックスの小銭稼ぎをしてて、失職中のLaurenもなんとなくそれの事務手伝いみたいのをやっていくうちにはまっていって、やがて自分もコールに参加するようになる。 
(トレーニングするとことか、おもしろいったら)

こうしてふたりのビジネスは順調にいって、仲良しになっていくのだが、それぞれ堅気への未練とか親とか悩みとかいろいろあるし... というお話し。

セックスコメディー、というよりはふつうの女の子の友情物語で、爽やかなかんじすらするの。
主人公ふたりが表情も含めて最初はぜんぜんいけてないのが、だんだんきれいになっていくとことか。
いちおうR指定なのだが、胸はださないし絡みもほとんどないし。 よくもわるくも。

マンハッタンの昔のケーブルTVだと35chとかで深夜になると延々"Call Me xxx"みたいなCMを延々やっている桃色の時間帯があるのだが、そういうのを思い出した。 大都会にはすけべ野郎がいくらでもいるのよ。
で、この映画だと、彼女らに相手してもらうには、1-877-MMM-HMMMをCallする必要があって、そんなふうに電話してくる連中に、Kevin Smith(NJのタクシー運転手、客を乗せたまま電話する)とか、Seth Rogen (フライトに出る直前のパイロット役でトイレから掛けてきて小難しい要求をいろいろ)とかがいて、この二人が対面しないものの同じ映画のなかにいるってなかなかすごいわ、なのだった。

シリーズ化されたらおもしろいと思うけど、ならないかなー。

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