9.23.2012

[log] September 19 2012 (2)

19日の昼にLAに着いて、そこからAlaska Airlineに乗り継いでシアトルに入りました。

アメリカの国内便は久しぶりでとっても懐かしかった。
Overhead Binの取りあい戦争は相変わらずで、空いてる隙間に突っ込めるだけ突っ込む、早いもん勝ちの仁義なき戦いがずうっとあって、ここだけ見ていると飛行機なんて宙に浮いている乗合バスみたいなものだと思う。 一日何便飛行機が飛んでいるのか知らんが、ぱんぱんの荷物×便数分あるわけで、それだけものが空中に浮かんでいるのってすごいなあ、と。

日本からLAの機内で見たのは2.5本。 プログラムの充実度からするとやっぱしもういっこの会社のがぜんぜんよいのだった。 でも今回は眠る必要もあったので、あんましなくて構わない。

Safe House (2012)。 邦題は、「デンジャラス・ラン 」、だったかしら。
南アフリカでSafe Houseのお守りをさせられて腐りかけている若手の諜報員(Ryan Reynolds)がいて、そこにある日、大使館に逃げこんできた手配中の大物諜報員(Denzel Washington)の「予約」が入る。
そいつの尋問は特別編成チームがやるので彼は横で見ているしかないのだが、始まったところで警報が鳴って襲撃されて、チームは全滅、ぎりぎりのところで彼はデンゼルを車のトランクに押し込み逃げ出すことになる。
行くところ行くところ敵は追っかけてくるし、彼を小僧扱いするデンゼルは逃げようとするし、とってもついてなくてかわいそうなの。

悪い奴がだれなのかも、どういう事情なのかも割と早めにわかってしまうので、そのへんはあんまおもしろくないのだが、ちょっと疲れてて、でも伝説の諜報員のオーラがぷんぷんのデンゼルがとにかくかっこよい。 誰もが思ったことだろうが、これをTony Scottが撮っていたらなあ。彼だったらデンゼルを決してあんなふうには撮らなかっただろうに。

CIAの副長官で出てくるSam Shepardが、久々にぴりっとしていてよかった。
あと、"Lola Versus"でLolaをどん底に突き落とすLuke役のひとが出てて取っ組み合いの喧嘩をする。

L'arnacoeur (2010) "Heart Breaker"。邦題も「ハートブレイカー」だっけ?
なんとなく久々に見直したくなって、見た。
自分は幸せだと思いこんでいる女にアタックを仕掛けて既存の縁をぶったぎるのを生業にしている男(とそのチーム)がもちかけられた相手はVanessa Paradisで、彼女は結婚式直前、相手の彼は大金持ちのいいひとで難攻不落と思われたのだが、Wham!とか"Dirty Dancing"とかを駆使して、おとそうとする。
これの面白いのは、仕事が恋に発展してしまったことに気づいて、強引にこっち側に持ってくるのを諦めたとたんに、恋が一気に走り出す、その瞬間がちゃんと描けているとこなの。
この映画の暫くあとで、Vanessa Paradisさんはほんとに離婚してしまったのであるが、もちろん関係はないとおもいたい。

あと、途中まで見たのが、"The Lucky One" (2012)で、 Nicholas Sparksものなので、もう先は見えているのであるが、犬の訓練をやっているおうちが舞台で、出てくるやつ全員犬顔なのがおもしろかった。

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