2.12.2020

[film] Taylor Swift: Miss Americana (2020)

2日の夕方、Prince Charles Cinemaで見ました。
この日の15時くらいに羽田からHeathrowに着いて、おうちに戻って階段をぐるぐるのぼって荷物を出して片づけして買い出しして洗濯してそのままだと寝てしまうので外にでた。

Netflixのやつらしいのだが、ここでだけ1日1回くらい地味に上映しているの。日曜の夕方なので結構入っていて、やはり女性の方が多いかしら。

予告が終わって始まる前に映画のタイトルと彼女の横顔の静止画が出てみんなでわーっとなり、背後に彼女の曲が流れていくのだが、その曲に合わせてみんな小声で – なぜ小声? - ひそひそ歌うのがなんかよかった。ひそひその合唱。

冒頭、ピアノを弾く彼女の鍵盤のとこにパンダ顔の小猫がちょろちょろしてて、それだけで悶絶する( ..そこか)。あの小猫なに? そこから先は彼女の13歳くらいからの音楽キャリアをいろんな動画とかインタビュー映像で繋いでいく。それだけのー。

おもしろいところはいろいろあるのだが、特に2018年の中間選挙のとき、テネシー州の共和党候補者(女性)に我慢ならなくなって自身の政治スタンスを表明(SNSで発信)するところは清々しくてよいの。女性歌手の政治発言というとブッシュの時代、Dixie Chicksの騒動があって、ナーバスになるのもわかるからなおのこと。

わたしが彼女のことを知ったのはRyan Adams(..あーめん)による”1989” (2014) の全曲カバーを聴いたときで、どの曲もすごくよくてびっくりした(失礼ね)のだが、ここで聴こえてくる聴いたことのない曲たちも、どれもとても素敵で。ライブのもスタジオのも、彼女がそこで作って試したり歌ったり、のライブ感に溢れていて止めないでもっと聴かせてよ、になる。

ここに出てくるライブの映像とかを見ると規模とかでかすぎてこれはちょっと無理よね、って思うのだが今の子たちってそんなの気にせず新しい曲とかじゃんじゃか簡単に手にいれてみんなで楽しんでいるんだろうなーいいなー、って。レコード屋通うのもしんどくならない? -  ならないけど。まだ。

今のアメリカの音楽ビジネスの先端がどの辺にあるのか、もう10年くらい前からわからないし関心もなくなっているのだが、この映画での彼女の佇まいは、Miss Americanaというのがしっくりくるかも。 Madonnaとかディーバ系のそれとはやはり違うの。

最近ライブ行けてないので行きたいなー。いまのわたしは約2週間後に迫るおとぼけビ〜バ〜をひたすらじっと待つしかない。 あんまじっとしてないのだが。

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