4.13.2019

[log] April 13 2019

Ep IXのteaserが出てきてそれどころではない土曜の朝でございますが、なんとか帰りの羽田まで這うようにたどり着いた。

いやー。一時帰国、まったく初めてのことではなかったのだがこーんなにしんどいものだったしらん? ていうくらい痺れるやつだった。 会社に週5日フルでいる方が断然楽ちんだったかも。 有休にはカウントされないし飛行機代だしてやるんだからこれくらい我慢して奉公せい、なのかもしれないけどそれにしたって。 なんだろあの風習、集団検診とかとおなじようなやつ。

まずは帰国直前に額を切って絆創膏ヘッドになっていた(もう外しちゃった)ので会う人会う人みんな、やあ、ってなったとこで目線が額の周辺を彷徨ってこれは聞いていいものか悪いものか、の表情になってしまうものだからいつどこでなにをしてそうなったのかを説明したほうがいいかと思って、会って最初の3分くらいはその件になり、天気や健康やBrexitの話題ばっかしよりはまし、なのかもしれないが、Le Butcherettes のライブの帰りにHackney Centralの駅の渡り階段の最後の一段で滑って転んで落ちましたなにで切ったのかはよくわかりません、とはやっぱし言えず、もうすこし家の近所の適当な駅の適当な階段ですってんころりん(古語)、歳をとるってこういうことなのよやーねーまったく、の路線で適当に吹いて散らした。こういうのを正直に言わないと昨今の会社用語ではインテグリティがうんたら、とかいうらしいのだが、家畜の等級じゃあるまいしそんなのしるか、だわ。

久しぶりに会った親の反応はというと、あんたが二本足歩行を始めてすぐの頃に家出して行方不明になって近所の保健所の石段の下で血まみれになって泣いているのを発見されたあれと同じ、とか、小学校の時にも同じとこを切って流血沙汰になったとか、なかなか執念深く絡んできて、いや、でも、そんなふうな子にしたのはあなたたちではないのか、とかそういう方向にはもう持っていかないの。大人なんだから。

とにかく着いてすぐ、天気はとってもよいしまだ桜も見れるし、とひと息ついたとたんに花粉の大群に襲われてここ数年でいちばんひどい顔面汁まみれで視界が歪んで捲れてになり、そうかと思えば10日からは激寒で芯から震えあがるわとにかくどっちもこんなの自分の思っていた日本の春じゃないわたぶん、だった。

だからといって買ったり食べたりするのもやめるわけにはいかないので多少はじたばたうろうろしたのだが、1月末に既に来ていることもあり、そんなでもなかったかも。いくら買っても大きいのは運べない - 荷物として運ぶことはできるけど向こうの床がもう、ていうとじゃあこっちの床はどうするんだ問題もあるのだがともかく - し、おいしいもの食べておいしくてううぅ、ってなってもそれってどうなのかしら、にだんだんとなってきた気がする。 たんに歳とっただけか。

というわけで映画5、展覧会6(常設展のぞく)、休暇ならもう少しいけた、いくべきだったのではないか、と見るか、こんなのぜんぜん休暇していないではないか、と見るか人それぞれだろうが、追っていけば果てのないものなのでまあこんなもんよね、にしておこう。

本屋は結構行ったもののレコ屋はざーっと通り過ぎて見たくらい。Tower Vinylってところにも行ってみたけど、レコ屋があんな地上10階の陽の光が射すところにあってはいけないのではないか、とか。

TV受像機は付けては気持ちわるくなって消す、を繰り返し、twitter上にどかどか落ちてくる広告も満員電車で身動きとれない状態で見せられる広告もコンビニのびっちり買って買っての陳列も音声も、こんなの当然とかやらなきゃだめとかなんで買わないのとかとにかく戦えとか呪いと呪縛に満ち満ちていてこれじゃみんな病むに決まってるしこの国はどこにいっちゃうのかねえ、ばっかりになってしまうループをなんとか断つのだ、って、じっとがまんしげ秒読みしてあと1時間ちょっとでこの地面からは離陸できそう。  ふう。

見たものあれこれは向こうに着いてからだらだら書いてまいります。

お忙しいところ時間をつくって頂いたみなさま、ありがとうございました。 またそのうちどこかで。

ぱたん。

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