5.02.2016

[film] Shine So Hard (1981)

こっちから先に書こう。
5月2日の月曜日の晩、イメージフォーラム・フェスティバル2016で、”Performing the Self”ていう6作品72分のプログラムを見てきた。
ねらいはもちろん、Echo and the Bunnymenの”Shine So Hard” (1981) - 32min の上映。

同名のライブEPでしか知らされていなくて、昔その断片を見た気がしていたが、全体は見てない。
ただライブを撮っただけのものではなく、ホテル近辺にメンバーが現れて会場に向かうところ、周囲の建物や自然のイメージとかも取り混ぜて入っている。
このライブに至るまでのシーケンスがなかなかかっこよくて、ライブになってからも驚異的にかっこよくて、ああ35年間、とか思ったわけさ。 これを35年前に見ていたらいまはこんなとこでこんなことしてないよね、こんちくしょうめ。

Ian McCullochは、つるつるのお肌に真っ赤な唇で、セーター袖を首に巻いて、格好だけだと早すぎたネオアコなんだが、バンドの音の硬さとうねりはとんでもなくて、ああもうーなんかなにに血が騒いでなにに頭きていいんだかわからねえ(嘆息)て、呆然と見て聴いていた。
こういうのを聴いていたので、当時はJoy Divisionなんてどこがよいのかさっぱりだったこととかも思いだした。
Joy Division聴くならCabsとかTGのがまだ、だったし。

ライブEPは4曲で、この映像版では6曲 - Monkeys - Stars Are Stars - Pride - Going Up - All That Jazz - Crocodiles - だった。家戻ってEPも聴き直してみたけど、映像のがぜんぜん音が生きている気がした。 You Tubeにもあがっているけどクオリティひどいのでやめたほうがよいかも。

やはりこの頃がバンドのピークだったのだろうか。もちろん ”Porcupine” (1983)もだいすきだし、"Never Stop”も"The Killing Moon (All Night Version)”も外せないのだが。

これの他に上映された5本は以下;

■The Modern Image (1979)  13min
■Solitude (1980)  13min
Derek Jarmanと一緒にやっていたJohn Mayburyの作品。マスクの、かっこつけの時代。

■Bungalow Depression (1980) Grayson Perry & Jennifer Binnie  4min
こないだSydneyで回顧展をみたGrayson Perryさんの。 Lou Reedの”Walk on the Wild Side”に乗って女装したGrayson Perryが楽しそうに暮らしている。

■The Private View (1981)  Neo-Naturists  7min
体中にペインティングした3人の全裸お姉さんが雪のなかうろうろパーティしているの。
楽しそうだけど、どうみたって寒いでしょ。死ぬよ。

■Adam Ant: Stand and Deliver  (1981) Mike Mansfield & Adam Ant  3min.
こういう構成でAdam Antのクリップ1本だけ流したってだめでしょ。”Prince Charming”とかも入れて纏めて出してあげないとAdamのすごさはわかんないでしょ。

終って、ああかっこよかったよねええー! て言いあう人がいなかったのがちょっとつまんなかった。
ま、当時だっていなかったわけだがね。 ふん。

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