5.30.2015

[film] Life After Beth (2014)

24日の日曜日、シネマカリテの『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015』 ていうので見ました。 前に米国で見逃してとっても悔しかったやつ。
もうさー、どうせ上映は総デジタルなんだし、期間とかファンタスティックとか枠で括らないでずっとこのまま垂れ流しでやっちゃえば?  見なくてもわかるクソみたいな邦画とかアニメとかじゃない、みんなこういうのに慢性的に飢えてるの、いいかげんわかったでしょ?

Beth (Aubrey Plaza)はある日、ひとりで山にハイキングに出かけて蛇に噛まれて死んじゃって、恋人のZach (Dane DeHaan)は彼女のパパ (John C. Reilly)とママ (Molly Shannon)とひんひん泣いて悲しんで、未練たらたらしてたら、彼女のお墓のとこにでっかい穴があいてて、彼女を見た気がして、そしたら本当に彼女は家に戻っていて、でもなんか様子がおかしい。

彼女はちょっと怒りっぽくなってて怖いけど昼も夜も歩ける、けど自分が死んだこととか知らないし、周りを泥で固めて籠るようになったり、最初は戻ってきたのを熱く喜んでいたZachも、これはBethじゃない別のなんかかも、てだんだん思うようになって、そうしているうちに別のところでおんなじようなのがー。

恋人の喪失というパーソナルな穴を埋めるべくほっこりと蘇った死者(≠ゾンビ)が穴を埋めるどころかいろんな穴をぼこぼこ掘りはじめて、やがてその穴がそこらじゅうに広がって社会的なパニックになっていく様をなかなかおもしろく描いてて、よかった。 死はパーソナルなものだけど、墓場はソーシャルなんだなあ、とか。
でも最後にはやっぱりパーソナルな、(失)恋物語としてちょっとしんみり終るの。

これはコメディぽい作りだけど、どシリアスにこさえてもよかったかも(そういうのはもうあるか)。
で、ふだんから泣きながら笑っているようなDane DeHaanくんの演技は、このドラマに見事にはまっていたと思う。 最後のお別れのとこなんて、切なさが全開になってほんとじんわり。
そして、ほぼずっと死人としてのBethを演じきったAubrey PlazaさんのどSっぷりは、たまんないひとにはたまんない、かもしれない。

John C. ReillyとMolly Shannonの夫婦の錯乱してわけわかんなくなっていくとこも、いいの。

音楽は全編で不穏なBlack Rebel Motorcycle Clubの轟音がわんわん鳴っている。
あとはCANの”Vitamin C”とか。

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