4.10.2013

[film] The Host (2013)

咳が止まらなくなったのでお部屋でじっとしていよう、て決めたので、少しだけ。

ロスからヴェガスへの飛行機は楽しくて、ずっと窓に貼りついていた。
約1時間で海から山から砂漠まで、ひととおり全部見ることができる。

ヴェガスの街そのものは、当然のようにあんま変わっていなくて、人工的で、埃っぽくて、そのくせ年中お祭りで人がわらわらいてせわしない。

で、することもないので荷物を置いてから映画をみました。
ホテルの近所(でもない、トラムに乗って15分か)にあるシネコンはUnited Artistsのやつで、部屋は8つくらいあるものの3Dと2Dの併映をしているのが半分くらい、だから実質は4本くらいしかやっていないの。

2008年に来たときもここで見たよ。 たしか"Leatherheads"。

18:30の回で、18:40過ぎに中に入ったら、誰もいなかった。
まあね、日曜の夕方、わざわざヴェガスで映画見るやつなんか、いないよね。

映画は、原作と製作がTwilightおばさんのStephenie Meyerなの。

近未来で、宇宙からきたなんかに人類は体を乗っとられていて、乗っとられると目の色が変わって記憶も消されてしまって、乗っとった側による人間狩りみたいのが進んでいて、最初のとこで主人公のメラニーは捕まって光輝くげじげじみたいな異星物を移植されてしまう。
メラニーを乗っとったのはワンダっていうやつで、でもメラニーはよっぽど我がつよいんだかなんだか、ワンダに対してわーわー言う。
宇宙人側は、メラニーが住んでいるとこには他にも人間がいるはずだから、とワンダにメラニーの記憶をひっぱりだすように指示するのだが、メラニーがうるさいのと彼女の記憶(彼とか弟とか)がせつなくて美しいのでだんだんに説き伏せられていくの。 心やさしいワンダ。

で、やがてワンダ/メラニーは、囚われている施設を抜け出して自分が昔いた人間村にぼろぼろになりつつもたどり着くのだが、かつて仲間だった人間は彼女の目を見てこの売女め!て冷たくするの。 でもワンダがよいこなのと、その裏にメラニーがいるらしいことがわかって、みんな彼女を受けいれていくの。

このままいったら最後は人間vs宇宙人の戦争になるに違いない、と思うのだが、そうはならない。 なんたって、Twilightのひとだから。
まずは、メラニーの彼はメラニーがまだワンダの裏にいる、と気づいたので、またメラニーを愛することにするの。
でも、ワンダもすてきだから、ワンダのことを好きだ、っていう男も現れるの。(どっちもそこそこイケメンなんだよね、やっぱし)
でも彼女の体はひとつなので、ワンダがワンダの彼とキスするときは、ちょっとあんたなに考えてんのよ、とかメラニーがうるさい。
Twilightにあった吸血鬼と狼のけんかが、4人格、3ボディーの争いに移植されました、と。
これ、ポルノだったら、ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ、体はひとつじゃねえかやらせろ、でおわりだよね。

どうやって決着をつけるのか、は書きませんけど、なかなかおもしろかった。
最後にはあんなひとが出てきたので、ふーん、だった。

それにしてもおばさん、ふつーのラブストーリーは書けないの?

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