4.17.2013

[film] Admission (2013)

11日の木曜日の夜中に見ました。寒くて雨ばっかしでうんざりで、部屋に入ったらまた誰もいなくて、更に寒くなる(始まってから二人くらいきた)。

Tina FeyとPaul Ruddによるロマコメで、でも監督はPaul Weitzなので最後は割とずるずる締まりなく半端なかんじで終わってしまうのだが、いいの。

Portia (Tina Fey)はプリンストンのAdmission Office(入学選考をやるとこ)に長年勤めてて、昇進も目前で、今年も来年度の生徒リクルートのために各地の高校を訪れたりしていたのだが、昔からの知り合いのJohn (Paul Rudd)からうちの高校にも勧誘に来てくれと言われて行ってみる。

そこは農場付きの自由学校で、生徒はどいつもこいつも奔放すぎて手に負えなくて、でもひとりだけ文学・哲学オタクみたいなのがいる、と。 それがJeremiah (Nat Wolff)で、Johnに彼の母親になってやってくれと言われたPortiaは、ひょっとしたら彼は自分が昔生んですぐ里子に出してしまった子供ではないかと思いこむ。 思いこんで母親スイッチが入ってしまったPortiaは彼をプリンストンに入れるべく暴走をはじめて、そこにJohnとの恋愛、更にはばりばりのフェミニストの母親 (Lily Tomlin)との確執が絡んでくる。

要は自身のキャリアと過去の育児放棄と母親問題と恋愛が一挙に来てそれまで真面目に仕事をしてきたPortiaは目の前パニックになって、実際にほとんどが失敗に終わってぼろぼろになるの。
ふーっと振り返ってみると、それはPortiaにとっても通過すべきadmissionでもあったのだ、と。

Paul Ruddがあんまじたばた動いてくれないのでロマコメとしてはいまいちなのだが、Tina Feyが彼女にしかできないあの薄ら笑いと高速回転ヴォイスでめちゃくちゃをやって収拾つかなくなって、あはは、てなる、それを堪能できるからいいの。 
そんなんなったとしても、"Just to be yourself !" て力強く言ってくれる、それだけでいいの。

音楽はStephen Traskさんで、ほんわかしててよいかんじ。

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