8.15.2023

[log] London - 0312

8月12日、ロンドンでの最後のあがきなどのつづき。

予定していた美術館まわりを終えて、重いカタログ2冊抱えて既にじゅうぶんへろへろだったのだが、できればやっぱりRough Trade(東)には行きたいな、って。もちろん本屋にもスーパーマーケットにも行きたかったのだが、これ以上紙の束は.. っていうのも少しはあったかも。

レコ屋は、日本でアナログ盤がばかみたいな値段になっているのでここのとことんと行かなくなっていて、この状態で行くと目に入るものなにもかも珍しいので大変なことになるにちがいない.. と簡単に予測できるのだが、できることと言ったら時間で縛ることくらいか、実際そんな時間ないしなー。などとぶつぶつ考えつつBrick Lnをてくてく歩いて、猫いなくなっちゃったのかなー、とか。

お店に入るとレジのところにNick Caveの7inchのPicture diskがいっぱい並んでいて、なんだよこれかわいいじゃねえか、ってどれか一匹を捨てることができずに4匹全部手に取る... とあとは止まらなくなって…

気がつけば CRASS RecordsのBullshit Detector volume 2(2枚組)とか、Barbra Streisand “Live at the Bon Soir  Greenwich Village, NY November 1962”とか、Lana Del Reyの新しいのとかを抱えてて、本はもうだめだ、って言ってるのにぶ厚いNick Soulsbyの“Everything Keeps Dissolving – Conversations with Coil”(カード付、サイン本)とかペーパーバックになっていたVashti Bunyanの自伝(サイン本)とかを手にしてしまい、考えたらいかん、てレジに運んでしまった。全体としておおばかだったが、15分で出てきたのでよいこ。

あと、Liverpool Stationの前にできた    Eataly、3月にも見て驚愕したものだったが、一階のお菓子売り場を眺めて、あううお昼食べていないー、と思ったけど時間がないのでホテルに戻って荷物を詰め直す。

帰りは地下鉄のElizabeth Lineを試そう、って決めていてバスで最寄りの駅に行ってからエスカレーターで降りて、乗った。びっくりするくらい気持ちよくて快適でこれまでの(まだあるけど)Piccadilly Lineのあれはなんだったのだ、になるよ。

ターミナル3はものすごく賑わっていて、ロックダウンのときのがらーんとしんだようなフロアを思い出すと改めて感慨深い。よくぞここまで。

Love Again (2023)

2016年にドイツで作られた映画 - ”SMS für Dich”のリメイク、というのは後で知った。

NYに暮らしてあおむしの絵本などを描いているMira (Priyanka Chopra Jonas)は結婚間近だった恋人のJohn (Arinzé Kene)を交通事故で失ってから傷が癒えずにぼーっと2年が経ってて、音楽系の出版社に勤めるRob (Sam Heughan)も結婚式の直前に相手に逃げられてから半分死んだ日々を送っている。

Miraはいくら時間が過ぎたって恋しいよう会いたいよう、って想いをJohnの携帯番号にショートメッセージで送ってぼんやりするようになって、そのメッセージが会社から貸与されたばかりのRobの携帯に流れてきて、Robはなんだこれ? って思いつつもその暗い呟きにだんだん惹かれるようになり、相手はどんな人だろうって探し始めて、職場仲間の助けもあってMiraと会うことができて、デートしてみるとよいかんじでずっと一緒にいたくなるのだが、彼女の喪失感の深さを知ってしまっているのでどこまで踏みこんでよいのかどうしたものか、ってうじうじ。

そこに出てくるのがCéline Dion(本物)で彼女の本を書くように命じられていたRobは彼女へのインタビューの場でぼーっとしていたところを彼女に突っ込まれ、実はこれこれこういうことが… って正直に話すとCélineが相談にのってアドバイスをくれて(よい人じゃん)、共に傷を負ったふたりの恋の行方は.. っていうRom-comなの。 こういうの久々に見た。 悪くなかったかも。

でもバーガーにフレンチフライを挟んで食べたりする? おいしいのかなあ?

あとは、”Guardians of the Galaxy Vol. 3” (2023)のロケットの家族の悲しいところを早送りで見ないようにして、見た。

あとは、”The Secret Life of Pets” (2016)のラストのBill Withersの”Lovely Day”のとこだけ見てじーんとしたり。

で、日本の暑さにはあらためて戦慄した。ぜったいむり。

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