10.30.2017

[music] Tom Robinson

26日、木曜日の晩、The 100 Clubで見ました、
前に書いたように、水曜の晩に熱をだしたのでこの日は会社を休んで日中ほぼぐったり死んでて、晩に起きあがって、前座はとばして21時くらいを目指して出かけた。 スタンディングなのでだいじょうぶかしら、だったがそんなに長時間やらないだろうし、やばくなったら帰ればいいし。

Tom RobinsonがTom Robinson Band (TRB)の1st - “Power in the Darkness” (1978)のリリース40周年記念でアルバム全曲再演をするライブ。 最初に発売された2日分はあっという間に売り切れて、この日は追加の最終日の。

子供の頃、TRBを聴いたのが先だったのかPunkに出会ったのが先だったのかあまり定かではないのだが、当時来日していたTom Robinsonのインタビュー記事を読んで英国のRock Against Racismやゲイ・ムーヴメントのこと、音楽には社会を変える力があること、自分が正しいと思ったら社会と断固戦うべきであること、などを教えてもらった。自分がいまだに英国とか、Punkとかを起源とする音楽を聴き続けていることの発端にはこの時の彼の発言が大きく影響していることは確かなので、いつかお礼を言いたいと思っていたし、そのためにこのライブはちょうどよい機会なのではないかしらと。

会場は自分と同年代かそれ以上かくらいのじじばばばっかしで、着いた21時頃にはみなさん酔っぱらって結構できあがっていた。
21:10過ぎにバンドが登場する。ギターとドラムスは若者で、キーボードとベースのTomはお年めで、Tomは悠然と上着を脱いで腕まくりをして会場を見渡して、この辺なんか会社の会議に現れたエグゼクティブのひとみたいに見える - 会社にはこんなかっこいい人いないけどね。

こうして1曲目の”Up Against the Wall”から、LPの曲順にがんがん流していく。みんなわーわー歌う。10曲のアルバムなので流すとすぐ終わってしまうから曲間にいろんな話しをしてくれるのだが、話しをするときはフロアをじっと見渡すのでみんなでシーシー言って静かになるの。 それでも喋ってうるさい奴には「これから話しをするんだからちゃんと聞くように」ってTom自身が説教する。

“Power in the Darkness”が当時ライブで散々やっていたヒット曲を入れなかった理由は”Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols”の存在があった。あれが既発シングルの寄せ集めの、チャート狙いのものであることが明らかだったので、俺たちは全部新曲で勝負してやらあ、と全部新しいのでやった、そんなお話とかいろいろ。 歳をとってよかったことは3つ、①メガネなしで字が読めるようになった ②なんでもかんでもすぐ忘れてしまう ③(Johnny ThundersとかJoe Strummerとかの名前を挙げながら)Alternativesがみんないなくなってしまったこと - と言って"You Gotta Survive" を始めたり。 当時は難しくてライブでベースを弾けなかった曲も、40年練習する時間ができたので今はできる、とか。

アンコールはステージから去らずに、まずみんなで"Martin”を大合唱して、これがリリースされた当時(78年)のソドミー法のありようと現在のLGBTに言及してから”Glad to Be Gay”をやって、そして、TRBのオリジナルのギタリストのDanny Kustowさんをステージにあげて、ぶっといレスポールの音と共に”2-4-6-8 Motorway"を。 みんなはねるはねる。 これが終わってもみんなもっともっとだったので、うまくできるかどうかわかんないけど.. Danny憶えてる? って聞いてから "Don't Take No for an Answer"をやった。 みんな拳を振りあげるあげる。

"Right On Sister"も聴きたかったなー。

22:20くらいに終わって、あと30分続いたら立っていられなくなったかも、だったのでそのままよろよろと帰った。
でもほんとうに行ってよかった。

翌日の金曜日、無理して会社行ったけどまったく使いもんになりませんでしたわ。

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