6.05.2014

[log] Palo Altoそのた2 - May 2014

帰りの飛行機(すんなり飛んじゃった)では、映画2本とちょっと。

RoboCop (2014)
冒頭と最後に出てくるヅラ被りのうさんくさいTVキャスターのSamuel L. Jacksonがこの映画の禍々しいトーンを象徴している、というか明らかにB級ぽいから、そのかんじでがんがん行ってくれると思ったのに、87年版のロボコップにあった能天気なかんじはあんましなくて、気色わるいだけ。

犯罪撲滅のため街中にロボットを大量導入したいOmniCorp社がこの分野へのロボット適用禁止法案を掲げる政府&乗ってこない世論にアピールすべく、重傷を負った警官を半分ロボ化してヒーローに仕立てようとする陰謀のあめあられ、とそれに振り回されてかわいそうな真面目コップの肉と魂とその家族の姿が中心なの。

もうねえ、軍とか企業の策謀で超人化 - 半分人間じゃなくなっちゃった「ヒーロー」の葛藤と活躍を描くドラマ禁止法案作ってほしいわ。  悩みたいなら暴れんな、山に籠って停止しろ、だわ。

出てくるのは悪い奴らばっかし、Gary Oldmanの科学者だけ最後に寝返るいい奴ふうに見えるけど改造人間にしちゃったのはこいつだからね。  あと、にんげんの感情の判断が入る分、敵をやっつけるスピードが遅くなるからって開脳手術したり、犯罪者データをぜんぶ脳に直接ロードしたらオーバーフロー起こして感情オフになったりしているけど、こんなのIron Manみたいに横にAI侍らせてそっちに対応させとけばいいだけじゃねえの? とか。  つっこみの余地たっぷりなのはB級の証、かもしんないけど、なんかいまいち深刻で暗くて幸せになれないのよね。


3 Days to Kill (2014)

地下鉄の駅にださい邦題のポスターが貼ってあったわ。

Kevin Costnerがよれよれだけど腕は確かなCIAエージェント(ていうか殺し屋。スパイみたいなことはほとんどしない)で、難病のため余命わずかなことがわかったとこで、CIA長官直属のばりばりエージェントAmber Heard (...ありえない。"Machete Kills"とおなじか?) から、The Wolfていう大物を殺すのと引き換えに効能ある試薬をあげるからやってくんない? て言われるの(身内なんだから薬あげればいいのに、て思う)。 別れた妻や16歳の娘に未練たっぷりな彼はその仕事を受けて、つんけんした娘の顔色をうかがいつつ、娘がかわいかった少女時代のビデオをみてしんみりしたりしつつ大物狩りに向かう、っていうホームドラマなの。  ホームとしてはもういっこ、彼がパリのアパートを留守にしていた間、そこに勝手に住み着いてしまったアフリカの難民の大家族もいて、家族の絆の大切さをあれこれ切々と訴えてくるの。  

原作がLuc Bessonで、昔からこのひとの世界のどこがよいのだかちっともわからないのに加え、監督がMTV出のMcGなので、すべてにおいてがちゃがちゃごちゃごちゃうるさくてすっきりしないことおびただしいのだが、"The Bodyguard"のようにいたぶられ疎まれながらも寡黙な忠犬としてぴったり寄り添ってくれるKevin Costnerみたいのが好きなひとはきっと気に入るのでは。

The Wolfの大物感がぜんぜんないこととか、親同伴のPre-Promについていったら娘の彼の来賓でそいつが現れたりとか、核が盗まれて大変とかいう話はどこに行ったとか、有能らしいのにお化粧ばかりしてぜんぜん働いてくれないAmber Heardが最後持ってちゃうとことか、えー、みたいのが多いのだが、とにかくホームドラマなんだからしょうがない。


あとは、行きの便で途中だった"Anchorman 2" (なんどでも言う、ぜんぜんあきない)の最後のほうを見て、更に霧で着陸が遅れるとかいうので、その間に"(500) Days of Summer"のはじめのほうを見た。

"Born To Run"はないのに、"Sugar Town"とか"Here Comes Your Man"があるカラオケ屋なんてあるのか? とか。


映画以外だと、夜のTVくらいか(しくしく)。

David LettermanとJimmy Fallonが同じ時間帯になってしまったので悩ましくてがちゃがちゃ切り替えてばかりなのだが、Lettermanの方で木曜にElizabeth Olsen(Godzillaのプロモ - 再放送?)、金曜にShailene Woodley("The Fault in Our Stars"-「さよならを待つふたりのために」 のプロモ)を見た。 Shailene Woodleyさんて、すてきだけど、なんかおばさんぽいよね。なんだろ?

そういえば、"Palo Alto"のJames Francoによる原作本 - ペーパーバック、あまり宣伝されてなかった。 なんでか?


ほかにまだなんかー

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