1.24.2018

[music] Keith Tippett

2018年の初ライブは11日の木曜日、Café OTOでのこれでした。
Keith Tippettさんの2 Daysの2日目で、2日間の内容はバンドも構成も含めてぜんぶ違う。

Keith TippettさんというとKing Crimsonだし、Weekend (Walesの。The Weekndじゃないよ)との”Live at Ronnie Scott’s” (1983) なのだが、なまのライブでは聴いたことなかった。

内容はあったりまえのようにJazzで、JazzってFree Jazzだろうがアバンギャルドだろうがなんだろうが基本お勉強していないのでよくわかんなくて、おもしろい、とか、かっこいい、とか、気持ちいい、とか、そんなことしか言えなくて、でも聴く聴かないでいうと、だんこ聴きたいほうなのでCafé OTOには割と通っているのだがあんま書かなかった(書けなかった)、けど、これからは短くても備忘で書くようにしたい。

最初のセットはKeith & Julie Tippettのデュオで、奥さんのJulieは(旧姓)Julie DriscollといってBrian Augerなんかと一緒にやっていたシンガーだったことを後で知ったのだが、Keithの透明なピアノの音の連なりに垂直に降ってくる声の肌理がすばらしく、でもこれは確かにポップスでもフォークでもそこらのJazz Vocalとも違うよね、て思った。
約30分のセットが終わったところでKeith Tippettさんが「妻のJulieです。これと47年間一緒にやっております。だんだん悪くなるばかりでしてな」みたいなことを言って、素敵な小料理屋の御夫婦みたいだわ、て思った。

休憩のあとにKeith Tippett Octet - 8人編成のバンドでドラムスとダブルベース以外はすべていろんな管楽器5名で、Keith先生は才能ある若いミュージシャンたち、と言っていたがこの先生&生徒達、みたいな編成 + 1曲でJulieさんが参加 - でこないだ出たCD - “The Nine Dances Of Patrick O’Gonogon”からの曲を演奏していく。 アイルランドのダンス音楽、ということで曲名にはすべて”The Dance of xxx”と付いているのだが、どう聴いてもこてこてのJazzだし、踊れないことはなさそうだがこれでちゃんと踊れるやろうはタコくらい、としか思えないし。
どれもとにかくスリリングでかっこよくて、最後はアイリッシュ・トラッドです、と”The Last Rose of Summer” - 聴いたことあるひと多いはず - でしっとりと締めた。

Patty Waters

12月6日にCafe OTOで見たやつ。
めったにライブをやらない伝説のシンガーがでるよ、って紹介されていて、2 Daysの1日目のほう。

バックもすごいんだから、と書いてあって、PianoはBurton Greeneというひと、このひとのBurton Greene Quartet (1966) - ジャケットには“YOU NEVER HEARD SUCH SOUNDS iN YOUR LIFE”て書いてある - の中古を大昔に買ったことがあった(ロンドンに来た箱にもなぜか..)ことを思いだし、そういう縁もあるので行ってみたの。
Burton Greenはレコードジャケットの写真から随分と変わっておじいさんになっていたが、そこに被さるPatty Watersさんの声はなんか異界から - というとわざとらしいけど、とにかくものすごい質感をもった塊として乗っかってくる。暗いんだか明るいんだかわからない、あまり聴いたことのない歌というのかなんというのかこれ、だった。  また聴きたくなっている。

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