1.21.2018

[log] January 21 2018

どうにかこうにか、「帰り」の羽田まで来ました。

少しは余裕がある一時帰国ではない、出張なんだから、と自分も周囲も分かっているはずなのに隙間ができるときょろきょろじたばたしてしまうこの貧乏症をなんとかしたい、と言い続けて思い続けて、ここまで来たらもう不治のなんかなのだからこのまま死んじゃうのだと思うしそれはそれで好きにすれば、なのだが疲れてぐったりしてばかりなのはなんとかしたいものだねえ、と、でもそれってここ数年の人間ドックで言われ続けている規則的に体を動かしましょうていうのとは同じなのか違うのか、どうもそういうのとは問題が違うなんかだよね、と思った。思っただけでなんもしないけど。

着いて、自宅のお部屋に置きざられていた本とかレコードのみんなにごめんね、って平謝りして、しばしあれこれ手にとってひっくり返したりして、ああ君はこんなところにいたんだね、とか、君ってどこからきた誰? とかやって、朝になればラッシュ時の詰め込み電車に怖くて乗ることができず、エスカレーターの並び右左でおろおろし、Twitterのプロモでなんでこの国はゲームとアニメとコスメばっかりなのか、とうんざりし、それがだいたい5日間まんべんなく繰り返された。 時差ボケはどこの国にいたってどっちみち眠いので気にしてもしょうがない。

今回は人間ドックというのがあったので(なんでこれがあるとこうなるのか、は聞かないで)生賴範義をみて、南方熊楠をみて、熊谷守一 をみて、石内都をみて、『パリの灯は遠く』をみて、『ライオンは今夜死ぬ』をみて、ユージン・スミスをみる、ようなことができた。滞在していると思っていた以上にあれこれ割り込んでくるもので、見れなかったのも山ほどあったけど、出張なんだからこれくらいで我慢しないといけないわ。

食べものは寿司、おそば、鰻、中華、野菜和食、などなどひととおり、とんかつと餃子はちょっと惜しかったけど食べないとしんじゃう、ていうほどのものではないし、でもそれを言うならぜんぶそうなのかもしれず、今回いろんなひとにロンドンの食事はあんましでしょう? と散々言われて、実はロンドンの食がよくないと思ったことなんてちっともないので、その辺への反発が少しはあったのかもしれない、けど、とにかく、こんなふうにおいしいものを好みのままに食べられるというのはとっても贅沢なもんだよね、と少し考えてしまった。

驚くべきことに今回レコ屋は行かなかったの。 行くとしたら渋谷タワレコのパイドパイパーかなあ、くらいだったのだが、渋谷駅前のごちゃごちゃを抜けてあそこにたどり着くだけの自信と勇気がなかった。
本は結局、結構買ってしまったが、次回来るときまでに品切れになってしまうことへの予防、のようなかんじも多くて、半分はぱらぱらめくった後で部屋に積んじゃった。 シェイクスピアの文庫の買い増しはなし、ユリイカとか早稲田文学の女性号とかも、少し考えてやめてしまった。 そういうモードであった、と。

そのたのあれこれは戻ってからぼちぼち書いていきます。
今回お会いできたみなさま、ありがとうございました。

ではまた。

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