2.07.2017

[film] An American in Paris (1951)

5日の日曜日はお洗濯とかお片付けとか新聞買いにいったりとか、基本のとこでしないとあかんこといろいろあるやろ、それに少し寝たりおとなしくしとかんとやばいやろ、ということで、動きまわるのはお休みにしたかったのだが、British Film Institute (BFI)とRough Tradeくらいはお参りしておかないとバチが、ということで14:30のこのチケット買った。 『巴里のアメリカ人』。

今のBFIでメインでやっている特集はMartin Scorsese監督のと彼がキュレーションした古今東西ので、この作品はそれとは別、Valentine's Day 向けの特集の一本で、14日の当日にこれの他にどういうのをやるかというと、ヴィスコンティの「夏の嵐」(1954)に、"The Age of Innocence" (1993)に、別のスクリーンで女の子同士向けに"Blue Is the Warmest Colour"(2013)をやって、さらに別のスクリーンで男の子同士向けに”Happy Together" - 『ブエノスアイレス』(1997)をやるの。

これがNYになるとMetrographでは"The Lady Eve" (1941)やって、2階のダイニングでお食事して、そのあとで"In The Realm of Senses" - 『愛のコリーダ』 (1976)やるんだよ。 どっちもいいよなー(.. 以下略)。

チケット買うまえにBFIもメンバーになって、いつも通っていた売店をのぞいてみると本のコーナーが減ってDVDショップみたいになってたので少し残念で、カフェでコーヒーでもと思って並んでいたら、うしろにいた男女がなんかあなたたち...  え!  … それはEverything But The GirlのTraceyとBenだった。 Traceyの持っていたチケットでふたりも同じのを見にいくことがわかってさらに嬉しくてどきどきして、わたし"Night and Day" (1983)の12inchからずうっと聴いているんです、なんてもちろん言えなくて、天気はよくないけど日曜の午後、EBTGのふたりと『巴里のアメリカ人』を見ることができたのでそれだけでロンドンに来てよかったとおもいました。 

映画は別にいいよね。 デジタルだったのが残念だったけど音も色味も申し分ない。
パリに暮らすアメリカ人の貧乏画家のJerry (Gene Kelly) がいて、お金持ちのおばさんが寄ってくるのだが小娘のLise (Leslie Caron)の虜になって、でも彼女にもいろいろあって、でも最後は。 
ひねりもなんもない他愛もないお話だし、Leslie Caronだったら”Gigi” (1958)に決まってるのだが、歌も踊りも素敵だからぜんぜんいいの。

劇中で歌われる”Our Love is Here to Stay"は、EBTGの"Love is Here Where I Live"につながるねえ、とかおもった。

終わって、そのままおうちに戻って夕暮れを迎えるのはもったいない、とRough Trade Eastのほうに行った。
いつもは時間切れになって泣きながら外にでるのだが、こんどからはいくらでもいれるんだわ、と思いっきりだらだら見てまわって、気づいたら7時の閉店になってた。

今の状態で買うのはあかん、だったのだがParekh & Singhの7inch(4枚)のジャケットが可愛すぎてほしくてたまんなくなって、かった。
あと、The FallのBrix Smith Startのメモワール(サイン本)かった。

そして、いつものようにPoppie'sで鱈たべて帰った。

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