6.03.2015

[art] Monet and the Birth of Impressionism

あっという間に帰る日になってしまったが、着いた直後に見たやつ。 今回はほんとこれだけ。

フランクフルトの空港にランディングしたのが31日の16:30、入国して空港のそば(通路で続いている)のホテルにチェックインしたのが17:30、荷物置いてそのままタクシーに飛び乗って、Städel Museumまで行ってもらって、こいつだけはお願い、で見ました。
美術館のクローズは19時で、でも空はまだぜんぜん明るい。ここに来るのは2008年だか2009年だかに続いて2度め。

さて、Monetについては、95年にArt Institute of Chicagoであった”Claude Monet, 1840-1926”ていう大回顧展を見逃したのが未だにトラウマになっていて、あとは印象派の起源ものとしては、94年にMetropolitanであった”Origins of Impressionism”ていうのが自分にとっての印象派ものの決定版で、で、このふたつが合わさったのであれば見ない手はないよね、たった30分だって。

展示されているのはMonetだけではなく、彼の周辺にいたり影響を与えたりしたRenoir, Manet, Pissarro, Morisot, Sisley, Cézanne、当時の風景写真、などなどを点数はそんなでもないが、例えばこういうのとこういうの、のような対比関係のなかに置いてみることで「印象派の誕生」がMonetを結び目とした網のなかに浮かんでくるようだった。 これと同じことをPissaroやRenoirやCézanneでやったらできるか、というとそうは思えないのね。

屋内を描いたやつ - “The Luncheon” (1968)とか、桃の瓶詰め- “Jar of Peaches” (1866)とか、ものすごいエモが充満している”Camille on Her Deathbed” (1879)とか、Monetで言われがちなぼけぼけらりらりのおじいさん、とは全く異なるイメージのいくつか、を見ることができた。

あとはMorisotの”Summer: Young Woman Sitting at a Window” (1879)。
バカまるだしの感想だけど、よい絵だねえ。

Monetのあとは、Städelの常設もざーっと見る。古典からモダンまで、いいのがいっぱいあるの。
ゲーテみて、Vermeerみて、地下のモダンのコーナーは以前とは違っていて、なかなか壮観でしたわ。

帰りのタクシーがぜんぜん捕まらず途方に暮れたが、なんとかなった。往復で50。べつにいいもん。

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