11.10.2014

[log] New Yorkそのた2 - October 2014

NYでの食べものとか本とかレコードとかばらばら。

25日の土曜日、天気がとっても良かったので、まずGreenpointに行った。(週末、⑦の地下鉄が止まってやがって… ) フィガロのNY特集にも出ていたベーカリー、”Bakeri”。 Greenpoint周辺にはポーランド系のおいしそうなパン屋さんがいっぱいあるのだが、これはこれで。
エントランスから花園状態でそこから繋がる内装もチャーミングで朝の光に満ちていてレジの脇に奥の焼き場からどんどんいろんなパンが並べられていってzineとかもあって、近所にこんなのがあったらぜったい毎日通う、の見本みたいなところなの。 パン焼きの前のカウンターから見ていると、お揃いの作業着のおねえさんたちがパンをがさがさ積みあげたり粉玉を仕込んだり測ったり焼きあがりを突っついていたり、見ているだけでかっこいいの。 サヴォイパイもチーズサンドイッチもチョコクロもどれもシンプルで、力強いこと。

そこから歩いてAcademy Record Annexに行って何枚か。 世界最強の店猫だったTiggerのいなくなったお店。 正午の開店直後に入ったら、Jack Bruceの“Harmony Row”が大音量で流れていてなんでだろ、と思ったらお亡くなりになられたことを知る。
レコードはあんまなかったけど、Mission of Burmaの”Academy Fight Song” (1980)の7inchがあって、帰って聴いてみたら自分が知っているミックスではないかんじがした。

あとはWord BookstoreでRookie Yearbook Threeのサイン本とかTim Kinsellaの小説”Let Go and Go On and On”のサイン本とか。 Tim Kinsellaのは副題に”A Novel Based on the roles of Laurie Bird”とあって、さらに裏表紙には”Two-Lane Blacktop + Cockfighter + Annie Hall + Bad Timing = Let Go and Go On and On”とあって、ああ、しぬほど読みたいのに読む時間なんてあるわけないのに。

Stephin Merrittさんの本、”101 Two-Letter Words”は、あたり前のように買う。

他のレコード屋だとOther MusicとかRough Trade NYCとかいつもの。 Starsの新譜のサインつき色つきとか。 前作はちょっと地味だったけど、今度のはカラフルなジャケットそのままでとってもよいの。

日曜日の夕方に行ったRough Tradeでは奥のライブスペースで晩にライブをやるThurston Mooreのバンドのリハの音ががんがん響いてきて、ああ無理してチケット取っておけばよかったねえ、てがっかりした。

他の本屋だと、イーストヴィレッジのどまんなかから少し東に移転したSt. Mark's Bookshopに行った。
前よか少し小さくなって、棚を伝っていくと気がついたら元の地点にいる、という三角スペースの不思議感は薄まっていたけど、これから馴染んでいくことでしょう。

あとはAvenue Aにできたアート系の古書店、Mast Books - この記事にも出ている。
http://www.vulture.com/2014/10/thurston-moore-on-kim-gordon-split-new-album.html

ここにも出てくる。
http://www.nytimes.com/2014/11/09/fashion/jason-schwartzman-and-his-latest-movie-listen-up-philip.html?_r=0

ここ、価格はやや高めだが、状態がよくておもしろいのが沢山あって、そうとう危険。 こわい。
あとここの隣のマガジンスタンドの雑誌量がはんぱなかった。 あんなにぶっこまなくても。

ダウンタウンの本屋散歩は、McNally Jacksonから始まって、HoustonのUnion Market(本屋じゃないけど)を経由してSt. Mark's ~ Mast Books、最後にTompkins Square Parkでひと息、ていう流れになるのかも。

日曜日のTompkins Square Parkは秋のバラがきれいで気持ちよかった。 ここって冬になったらほんとに過酷なのだが。

本屋だと、Strandのヴァイナルコーナーにも寄った。 まだ2箱くらい。 これからみたい。

雑誌、T Magazineの預かってもらっていた分を受け取った。
10周年記念号の表紙はChanning Tatumのだった。

この雑誌、おもしろかった。インタビュー中心だけど。
https://thegreatdiscontent.com/magazine

食べ物かんけい;

日曜のブランチにめでたく15周年を迎えたPruneに、久々に。
カルボナーラがあったので頼んでみた。 相変わらず器用に、なんでもうまく(おいしく)やるねえ。

あと、Costataに行った。 イタリアンのMichael Whiteによるステーキハウス。
オリーブオイルやハーブを使っているふうなので、噛みついた瞬間にやや軽い、さらりとしたかんじはするものの、結局はお肉の塊、としてお腹に落ちてくるのだった。 後からずぶずぶと。 
隣に牡蠣屋のAqua Grillがあって、この近辺、エリアとしてはものすごく濃いものになるかんじ。

最後の晩はTorrisiのグループがやっているCarboneに行った。 晩の22時に予約が取れたの。
Houstonの上のThompson stで、なんとLupaの反対側にある。
照明はやや薄暗くて、ぜんたいにざわざわがやがや、そのうえに60~70年代ソウルが鳴っていて楽しげで、でもなにかあると奥からじゃらじゃらと黒服の恐いひとたちが現れてどこかに連れ去られてNJの埠頭とかにぷかー、てなる系のとこ。
お料理はべったべたこてこて、底なしに脂っこくて、でも中毒性があって、おいしいとしか言いようがなくて、おいしいって言わないと奥から黒服の...(以下略) 
大皿なので大人数で行って皿数を制覇しないことにはいつまでも満足成仏できなくて、だから次も多分いくことになって、こういう王道の、有無を言わせない系のイタリアンをロケーションとかも含めて戦略的に作った、ていうあたりがえらいのだと思った。

同じイタリアンでもLupaとは大きく異なるタイプ。 Lupaも大好きなんだけど。

27日の夜おそくにRuss & Daughters Cafeに行った。 夜に行ったのははじめて。
ここのボルシェが冷たいやつだったことを忘れていた。 じゅうぶんおいしかったけど。
Holland Herring (オランダ鰊)がなかったのが悲しかった。
あと、サワークリームがおいしすぎておそろしかったこと。

ボルシェのあったかいのは、いつものVeselkaでいただいた。 ほんとにあったまるの。

あとは、Lafayetteとか。 ムール貝とかパテもよいけど、やっぱしデザートなんだねえ、あそこ。

ほかにもなんかあった。 はずだけど。

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