3.03.2014

[music] Quasi - Mar 02

まだSFのが残っているがこっちから先に。

27日の夕方、SFを離陸するときに、シートベルトをした状態で、前の座席の背のポケットに入った携帯の電源を切ろうとおもって、えい!と思いきり前に踏みこんだらあばらがぽき、とかいったような気がして、ずっと痛くて寝返りうてないし、咳がくるといちいち死にそうになる。
つまりシートベルトに負けた、ということで、これと同じあばらのやろうは数年前、どこかの小学校の校庭の鉄棒ともぶつかって、このときも負けていて、負けっぱなしなのでとてもくやしい。 カルシウムとか摂ればよいの?  
で、日曜日の晩、低気圧頭痛とあばら痛の二重苦でよろよろしつつも、o-nestに行きました。

Gellersの最後のとこだった。  いつも思うのだが開演時間通り来ればよいのに  →自分。

そしてtoddle。 昨年のWedding Presentのサポートで見て以来。
自分がどれほどこのバンドを愛しているかを改めて思い知らされる。 両翼にギター・ヴォーカルを置いた女の子バンドとしては世界屈指のレベルにあるのではないか。
いや、べつに「女の子」なんて付けなくてもいい、あの小気味よく気もちよくがちゃがちゃとしなるギター2台さえあれば、日本のほかのロックバンドなんてぜんぶいらねえ。
とまで言いたくなるの。 一度ライブで聴いてみ。

そしてQuasi。 今回はJanetとSamの二人編成セット。  二人でも不安感ゼロなの。
前半は鍵盤中心、ミドルテンポでものすごいアタックの衝撃波が襲ってくる。 エレクトロ系の音の厚さ重さとは全く異なる、泥のように深く粘っこく粗野で、成分がよくわからないものの密度が濃く煮えたった音の塊がびりびり飛んできて、Janetさんの地鳴りのようなフロアタムが全身で受けとめて迎撃するかんじ。 中~低域のブギウギがどかどか揺らしていって、ものすごくきもちよいったらない。

後半、鍵盤からギターに変わり、音域がやや高めにシフトして自在にうねるようになるも、音の強さとけたたましさは変わらず。
比べちゃわるいけど、同じ赤(ドラムスの服の色)でもWhite Stripesなんかよか、数段凶暴に吹きまくるすばらしいアンサンブルなの。

新譜からだと"See You on Mars"と"Double Deuce"がしみじみかっこよし。

これまで何度も書いているけど、Janet Weissさんのドラムスは、本当にすさまじいよねえ。真横で見ていて改めてぶっとばされた。

本編ラストは再び鍵盤でQueenの"Don't Stop Me Now"。 一週間前、Jimmy Fallonで見たPaul Ruddによる同曲のLip syncの衝撃と興奮が冷めてなくて、曲が脳内でぐるぐる回り続けている最中だったので思わず呻いてしまったが、いろんな意味で狂おしい曲だねえ、と。
そして、アンコールのラストは定番の"War Pig"。 この絨毯爆撃がたったふたりだけで演奏されているなんて誰が想像できよう。

というわけで、これでもまだ初日なんだから、他の都市のみなさんはぜったい行ったほうがよいよ。

終わって、"The Sword of God" (2001)のアナログ買って、20周年記念zineにふたりのサインもらった。
嬉しすぎてあばらなんてどうでもよくなった。

どうでもいいけどPortland行きたい。 いま世界でいちばん行きたい場所かも。 珍獣Quasiがいて、おいしい食べものとおいしいPino Noirと本屋があるとこ。

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