3.04.2014

[film] The Lego Movie (2014) - 2D

26日水曜日のごご、前日とおなじシアターで見ました。
お仕事でイベントの会場を行ったり来たりしていたのだが、おもしろいのはおもしろいけどつまんないのはつまんなくて、そんななか、現地で再会したかつての仕事同僚(from NY)とかったるいからこんなのさぼっちまおうぜ、ということになり、じゃあ映画でも見るか、と適度に誘導した。

こいつと一緒のとき最後に見た映画は、Times Squareでの"Lara Croft: Tomb Raider" (2001) だったのを思いだす。 くされえんばんざい。

時間割みて、3Dは間にあわなかったので2Dで。 どうせもう一回3Dで見るじゃろ。

Legoの世界で、平凡な工事現場作業員として暮らしているEmmetが突然おまえは世界を救うことになるMasterbuilderじゃ、とMorgan Freemanから(あの声で)指名宣告されて、LucyとかBatmanとかの仲間と一緒に世界をグルーで固めようとする悪の大統領と戦うことになるの。

Lego人形劇場 - Legoの粒粒がマニアックかつ驚愕のスケールで構築する「世界」と昔の肌理の粗いビットゲームが形作る「世界」、その縛りのなかでしか生きることのできない「キャラクター」たちが自分たちの役割とか運命に気付き、それに抗いつつ「世界」をなんとかしていこうとする  - そんなようなもんだと思っていた。- "Wreck-It Ralph" (2012)みたいなやつ。  「世界」には、それが「世界」である以上それを支配しようとする奴がいて、悪があって善があって、愛と自由はなにがなんでも勝ち取られなければならない、とかなんとか。

確かに最初はそんなふうで、よくこんなネタ考えるよねえとかよく作ったよねえとか、げらげら笑っているばかりなのだが、革命に向けた全ての企ても戦いも失敗し、「世界」が絶望と崩壊の淵に立たされたとき、予想もしなかったような方向から別の「世界」が現れてそこに立っているのが例えばWill Ferrellだったりしたらいったいどうしたら ー

これは、"Everything Is Awesome~" とかちゃらちゃら歌いながらもまちがいなく来るべき革命に向けた、革命への蜂起を促すなんか、なのだと信じたいところだが日が経つにつれてわからなくなってきた。 なにしろ相手はLegoだし、"Toy Story"シリーズみたいに思い出だのなんだのでエモにウェットになることもない、じゃあLego達から見た「世界」と、我々がLegoを組みあげて作る「世界」て、どんな関係にあるのかないのか。

こちゃこちゃかわいく作りこんだ箱庭世界なので、日本では当たるだろうけど、なんかあんましすっきりこない。
自分の足元みろよ、グル―で固められてそれどころじゃねえだろ、しゃれになんないだろ、な気分なの。

音楽はMark Mothersbaughさん。 どうせならDevoでやればよかったのにー。

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