2.12.2012

[film] 四月 (1962)

ここんとこ、こまこまいろんな特集上映があって、どれも半端で(自分が)ぜんぜんついていけてない。しょうがない。

オーディトリウム渋谷のオタール・イオセリアーニ特集もそうだし、ユーロスペースのバルネット特集もそう。 

バルネットは1/31に「青い青い海」(1935)だけ見た。
すんばらしい海の描写。 昨年みたグラウベル・ローシャの「パラベント」の海もよかったがこっちもすごい。 モノクロでも青い青い。
あとはあの男ふたりの肉の動き、ぶるぶるしたとこが艶かしくて、目をみはる。

イオセリアーニのほうは、2/7にデビュー作の「四月」(1962)を見れただけ。
どうでもよい話だし、誰かがもう言っているのでしょうが、「オタール・イオセリアーニ」って覚えられないので、とりあえず自分のなかでは、「イターリ・ツクセリーニ」になっている。(この機会に覚えたいところ)

「四月」は台詞なし(喧嘩のシーンはなんかごちゃごちゃ言い合うのだがよくわからない)で、音楽と効果音(わざとなとこも含めていっぱい、楽しい)のみで、ある古い町に暮らす人々と、彼らが団地みたいなとこに移ってからのごたごたをほんのり描いている。 しかしこれで上映禁止になるのかー

モノクロの画面と中心になるふたりの男女のやりとりが微笑ましくて、美しくて、どこを切っても昔のCherry Redのジャケットになるような、そんなかんじなの。 いいなー。

シネマヴェーラの次郎長は、2/8に第二部の終わり20分くらいと第三部を、2/11に第四部を見ました。 なんもいうことないわ。 
やっぱし第二部の終わりに石松が河原に現れてから、ぐいぐいあがっていくねえ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。