8.21.2011

[film] Transformers: Dark of the Moon (2011)

14日、日曜日の夕方にみました。
なんとなく日曜ぽい映画がみたくて、でもあんましないし、でもこれなら1も2も見てるし、今度の3Dはすごいって、みんな言うもんだから。

2時間半以上。 ながいよね。

前半はなんだかよくわからないまま、あーん? みたいな。
べつに筋はわかんなくないのね。 アメリカの月面制覇の裏側の陰謀みたいのがざーっと流れていって、ロボ達がなんで黙ってた?とか怒って、ロシアが出てきて、というふうに事実が並べられていくのだが、その並べ具合があまりに神の目線というか、超絶的にのっぺりしているので、なんだろこれ、と。

役者さんも、Frances McDormandがいて、John Malkovichがいて、John Turturroがいて、Patrick Dempseyがいて、ついでにKen Jeongまでいるのに、この薄さはなんなの、とか。
いくらロボ中心とはいえ、これらの俳優さん達はほとんどストーリーのなかに入りこんでこないの。

あと、今回Megan Foxに代わってでてきたお嬢さん、ぜったい別種のエイリアンかなんかだと思っていたのにちがった。尻尾みたいに長い脚でShia LaBeoufに絡みついてるし。いろんな点であんなのありえないし。

後半になって髭ロボがごにょごにょやりだしてから、ようやくいろんなものがぐじゃぐじゃしだすのだが、それはほんとに手がつけられないようなぐじゃぐじゃで、もともと機械の塊が生き物みたいに変態したり接続したり絡まったりして互いに互いをぶっ壊しあう話だからしょうがないのかもしれないが、今度のは3Dということで、更にめたくそになっている。なんか、3Dの使い方、根本的にまちがってないか、遠近わざわざ複雑に、混乱させて喜んでないか、とか。

でも、なんで連中、わざわざ戻ってきたんだろ。 あのまま南の島とかで平和に暮らしとけばいいのに。

あとはなんといっても、Shia LaBeoufのしぶといこと死なねえこと。
もともと"1"のときから、こいつの走り芸(そんなすごい芸でもないが)は見ものではあったのだが、今回のはトムとジェリーの鼠なみに走りまくり逃げまくり、なにしろぜったい殺られない。
あれなら苦労して職探しなんかしないで、障害物競走のプロ(なんてあるのか)でも目指せばいいんだよ。

とにかく、なんだかんだ大騒ぎしたあげく、今回も地獄の門が開かれて地球に災厄が降ってくることは避けられてしまったようだった。 信頼のMichael Bayブランド。

でもね、もういい。開かれちまえ、と何度思ったことか。
侵略されてロボ連の奴隷になったところで、今とたいして変わりやしねえよ、職探しだってしなくてもすむじゃん、なあ、とつい思ってしまったことだった。

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