6.06.2011

[film] The Hangover Part II (2011)

IFC Centerを出てだらだらとEast Villageのほうに歩く。
まだ木曜日なのにこんなことしてていいのか...  よくない。

ワゴン車営業が主なアイスクリーム屋のVan Leeuwenがこないだ7thにお店をオープンしたので行ってみる。 お天気のせいもあったが、すんばらしく気持ちのいいカフェでー、これでかき氷とかあったら最高なんだけどなー。

http://www.vanleeuwenicecream.com/













で、晩の8時過ぎにAstor Placeのシネコンでみました。

映画の冒頭でBradley Cooper扮するPhilが、前回と同様に携帯をもって空を仰いで「またやっちまった」、と呻く。 これにつきるの。 

見るほうはその自白を受けて、そうかまたやっちまったわけね、という目でこれからの展開を追跡して検証していくことになるの。 気がついたら体の一部が変になってて、よく知らない動物がいて、仲間がどっかにいなくなっててさあ大変、と。

そういう意味では、"The Hangover"を最初に見たときの驚愕とスリルはなくて、そのかわりに、ほうらやっぱり、的な確信と共に全ては動いていって、その確信と期待は最後まで裏切られることは、まあない。 
それでも/だからこそおもしろい、という言い方はできるし、それじゃつまんない、という見方をすることもできる。

自分がTodd Phillipsのコメディに求めているのはシュールなお笑い世界とそのバリエーションを作ること、というよりは、どこまでも卑劣で下品でしょうもない一過性のギャグを、その連鎖を惜しげもなく垂れ流してほったらかし、のほうにあって、そういう点からすると今回のはあんま、かも。 
一回はこういうことやっておけば、お金は儲かるし、程度かなあ。

今回は、言葉のあんま通じない異国でそれが起こる、とか、そういう場所なので起こってしまった出来事も荒っぽかったり痛かったり、とか、追っかけて行った先で起こるどんぱちが派手だったり、そういったことが米国人の憧れるエキゾチックなエイジアンリゾートであるところのタイで起こる、そのギャップが米国人からみたらおもしろい、のかもしれないけど、アジア人からみたら、べつにあんまし、よね。

前回はいなくなったのがウェディングの当事者だったから大騒ぎもわからないでもなかったのだが、今回いなくなるのは花嫁側のガキだし、あんなの置いておきゃいいじゃん、とかおもうし、Heather Grahamみたいなおねえさんはいない(かわりにおかまさんが・・・)し、Paul Giamattiは出てくるけど、そんなに暴れてくれない。 まえに見たimdbにはPresident Clintonとかクレジットされていた記憶があったのだが、どっかいっちゃったのか。

というわけで、いちばん楽しみで、すさまじくおもしろいのはやっぱし最後に発見されたカメラ映像のとこで、これのために、ここまでの100分をすてても、見に行く価値ある...  とおもうよ。

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