3.17.2015

[film] Le lion des Mogols (1924)

ううううねむいー

8日の日曜日、日仏のJean Epstein特集で、「アッシャー家…」 の後に見ました。
「蒙古の獅子」 これもサイレントの英語字幕。

タイトルにあるから蒙古、モンゴルのことだと思うのだが、そこの王子のRoundghito-Sing (Ivan Mozzhukhin)が王宮でいろいろあってパリに逃れて、見栄えがよいので映画俳優になることにして、女優のAnna (Nathalie Lissenko)と仲良くなるのだが彼女の後ろ盾のすけべっぽい銀行家は気に食わなくていろいろ意地悪してきて王子はつらいよ、なの。

で、やけおこして酒場にやってきた彼のまわりで夜通しどんちゃん騒ぎで踊りまくるパリの皆さんがなんかすごいの。 20年代のほんもんのパリの狂騒で、Woody Allenの”Midnight in Paris” (2011)に出てきたのよか、髪型も衣装もダンスも目つきもまじでリアルなやつら。

その酒場を出てから明け方(だよね?)にオープンカーでパリの街中をぶっとばすところ - ほんとうにぶっとばしてるように見える - も同様にすごい。20年代のパリの街中、その屋内と屋外の両方をやけっぱちの蒙古の王子が案内してくれる、なんかすごい不思議な絵。

で、最後に仮面舞踏会で追い詰められて絶対絶命になっても、王子は王子なのでむむむ、とか言いつつも超然としてておもしろかった。 それにしても王子、モンゴルのひと - 蒙古の獅子 - には見えないのよね。どうみてもあんたロシアのひと、アムールトラよね。

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