9.19.2013

[log] New Yorkそのた - September 2013

まだNY、のこりのあれこれ。

1日の昼間、展覧会で唯一行ったGuggenheimのJames Turrell展は、あんまなかったかも。

入口のフロアに寝っころがって見るやつが一番気持ちよくて素敵で、横にいたおねえさんが「あっ白くなってきた」とか「赤が入ってきた」とか「ねむくなってきた」とか、いちいちぶつぶつ実況してくれて、そっちのほうがおもしろかった。 あの建物を使ってなんかやる、となったらあれが限界なのかなあー、ともおもった。

階段をゆるゆる昇っていった先にあった"Iltar" (1976)、30分くらい並んで、とあったので並んでみたら50分くらいかかって、中にはいって10分くらいはがんばって念とか使ってみたもののGanzfeld effectだのKOAN(禅の公案ね)だの、期待していた効果はやってきてくれなくて(FT.comでもSalon.comでもみんなが"Failed"ていってた)、まだまだ修行がたらんということだったのね、と反省した。
でもこれなら、パイクの"TV Budda" (1974)とかのがわかりやすいよね。 わかりやすいからなんだ? って言われそうだけど。

Turrellに関していうと、新潟県十日町市のあの家の天井だか屋根だかの穴から見たやつ/穴を見たやつがいちばん感動したかも。

Guggenheimに行く途中、86thにできたFairway(スーパーマーケット)を見る。 元は西側にあって、かつてはここのローストチキンのためだけに西に渡ったりしていたのが、こんなところにできてしまった。 さらに、その並びにShake Shackまであって新しくハンドカットのフライを出している。  うううーむ(複雑...)、でした。


本・雑誌関係のあれこれ。

Cereal Magazineが米国でも扱われるようになってた。

The New York Review of Booksが50周年記念で1963年の創刊号のリプリントがおまけについてた。
創刊号に書いているのは、W.H. Auden、Susan Sontag(Simone Weilのエッセイ集の書評)、Norman Mailer、William Styron、Gore Vidal、などなど。 当時の広告もおもしろ。 25¢だったのね。

"My 1980s & Other Essays" by Wayne Koestenbaum.
読むじかんがーぜんぜんなあいー。

お料理本。 
Greenlight Bookstoreで買ったオランダのYvette van Bovenさんによる"Home Made Summer"。
写真とイラストがきれいでかわいくて料理がおいしそうだったので買う。 次はWinter篇を買おう。

http://yvettevanboven.com/books/

あと、NY timesのT MagazineのWomen's Fashion Issue。 Rooney Maraがかっこよいの。

レコード関係のあれこれ。 買ったのはほぼ新譜ばっかし。

Volcano Choirとか、Zola Jesusとか、Lloyd Coleとか。
あと、だれもが"I Love I Hate Music"とつぶやいているSuperchunkの新譜。 開き直ったように問答無用のSuperchunk節をやってる。

どういう事情かはしらぬが、置いてあったBeckの12inch2枚。
どちらもMamma Anderssonのカバー絵がすてきで、特に"I won't be long"のほうのExtended version(33回転)のほうがすばらしー。

WilliamsburgのAcademyはもう既に引越モードで、7inchの棚とかはカラで、でも猫はまだうろうろしてて、isisの"panopticon"のアナログ (しかもsealed)があったので、ひっつかんで買った。














同じくWilliamsburgの「耳あかレコード」も移転してた。 地価がひどいらしいねえ。

Time WarnerとCBSが契約でもめててホテルのケーブルではLate Showとか見られなかったのだが、最後の二日だけ、見れるようになった。
でも音楽のとこでは白目むいてしんでた。(Passion Pitだあ... とだけ遠くでおもった)


帰りの飛行機で見た映画は2本。 (9月になって番組が変わっていた)

The Internship (2013)

さえないぼんくら営業マンのふたり、Vince Vaughn & Owen Wilsonが会社が亡くなって失業して、Googleのインターンに応募してみたら受かっちゃって、優秀な学生たちと優良企業の間に旋風を巻き起こすの。

空気を読めないふたりのおやじがてきとーに傍若無人にふるまって、そのお返しにひどい目にあって、でも最後に開き直って大逆転する、といういつものあれで、レビューはいつものようにさいてーみたいだが、でも嫌いじゃない。 この二人であれば大抵のことは許すの。
でもなー、Google社がちゃっかり協力しちゃっているようなとこが、なんかやなのね。 どんな野蛮もどんなボケも自由自在にとりこめる懐の深さ、みたいなとこを見せつつ、みたいなとこがやらしい、とおもった。 実在の企業でそんなのありかよ。


The Hangover Part III (2013)

そういえば見てなかったので見る。 これも嫌いじゃないけど、レビューはあんましだった系、かも。
殆ど天才バカボンの世界だねえ。  前の1と2は結婚式からはじまる自業自得、の世界だったのに、こんどのはお葬式からはじまる巻込まれの世界になった、その分ちょっと弱くなったかも。 天才バカボンだからそんなには揺るがないんだけど、さ。
NINの"Hurt"が2回も流れる。 そしてそれがとってもよくはまるのでちょっと動揺する。 たしかにあれもHangoverの世界だったかも。

ここで一旦切ります。

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