4.24.2011

[film] The Runaways (2010)

じしんから一ヶ月過ぎましたが、余震に続く余震のせいで、積んでも積んでも奥から何かが出てきて、水位が下がってくれない。まったく片付いてくれない。 













15日の金曜日、もうなーんにもやりたくねえ、というかんじで、自棄になりながらチケットを買ってしまった。

相当だめらしい、ということはわかっていたのだが、でも、いちおう、なんか。
この「なんか」がなんなのかは、ちゃんと問い詰めていけばどっかでなにかが明らかになるに違いないのだが、そんなことやりたくないのね。

基本は、メンバーの中で唯一サーバイブしたと言えるJoan Jett目線なので、そんなにどろどろと恨み節が入ったものにはなっていないし、甘くせつなく回顧したものにもなっていない。 
もうちょっと青春が入ってもよい気もしたが、残念ながらそういうものではなかった、ということなのだろう。

でも、Kristen Stewartはかっこよすぎはしないか、だし、Dakota Fanningは、なんかちがう、だし。

多くの他の年寄りとおなじく、Runawaysを最初にみたのは平日の夕方にやっていた「ぎんざNow!」であって、この番組では他にも(多分クリップで)Cheap Trickも、Aerosmithも出会っていたはずなのだが、あれらはおおー、ですぐFMラジオに向かったのに、Runawaysは、「牛」だとおもったのを憶えている。

もちろん当時、チェリー爆弾にやられてしまったティーンもいたっておかしくないと思うが、そりゃいるのじゃろ。 爆弾ならばな。

ロックとそうでないものの境界、というのは今の世の中ではどうでもよいものなのかもしれないが、当時はなかなかおおきな問題で(なぜってレコード買うからさ)、そういうスクリーニングのざるに、このバンドは引っかからなかったの。

当時はっきりと意識していたそういう境界のありようを改めて複雑、というよりは微妙、に思い起こさせてくれた。どっちにしろ、それがどうした、ではあるのだが、糞でも屑でも滓でもなんでもロックになってしまう今の世の中は...  はやっぱりどうにも機能しないのよね。 どうでもいいけど。

"Pretty Vacant"が流れるのも、どういう顔したらよいのやら、よね。

つぎは、The Nolansをおねがい。(もうやってたっけ?)

Museum of the Moving Imageで24日までやっている特集、みたかったなあ。
みたことあるのは、"Cobra Woman" (1944)くらいだなあ。

http://www.movingimage.us/films/2011/04/15/detail/fashion-in-film-festival-birds-of-paradise/

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