昨日、23日に会社を休んで日帰りでマドリッドに行った。
プラド美術館でやっているGoyaのドローイング展とか、Sofonisba AnguissolaとLavinia Fontanaのふたりの女性画家の展示とか、Thyssen-Bornemiszaでやっている「印象派と写真」展とか、ソフィア王妃芸術センターでやっているDelphine Seyrigのとか、たまたま見たいのが揃って固まっていて、しかも2月あたまで終わりそうなのがあったからで、実際どれもすばらしかったので後悔なんてこれぽっちもするもんか、なのだが、もんだいは、あと数時間ご - 25日の朝から少しだけにっぽんに戻る、その準備がぜんぜんできていないことなのね。
土曜日に出て次の土曜日(か日曜日)までのだいたい一週間、仕事と健康診断が主なので好き勝手に動けなくなるのはわかっていて、実際に予定表がぶちぶち埋められていくのを見ながらどうすんだこれ、とか他人事のように言っているそのどまんなかでなんで目をそらして休んで迷惑ふりかけとかへーきでやっているのか。いくつになったらそういうのわかるのか。
来週、まだ日本に滞在している2月のはじめがくると、ロンドンに来てちょうど3年になるの。
3年も経てばいちおう駐在っぽいかんじになるし、3年間いました、っていうと少しはロンドンのことがわかっている人のふりもできるのかも、とか思うのだが、まだぜんぜんそこまで行っていない気がする。 半分くらい映画とか絵画とかのなか - 向こう側に - いたような気がする。 まだ見ていない行っていない名所とかいっぱいあるし。
とにかくここまでで3年で、いまの時点で帰国のはなしがなさそう(わかんないけどな)、というところで一番うれしいのはオリンピックを見たり、見たくなくても視界に入ってくるようなことがないことで、最近はほんとぼろぼろでついてないことばっかりだけど、これだけできっとたぶん幸運なのかも、って思うようにしている。
ここ数年間で日本はほんとに、世界で一番滞在したくない国に下落してしまった気がするので、とっとと切りあげてこっちに戻ってきたいのだが、それでもなんかあるなら見たい、そういうのを見て気分を紛らわすことができるようななんかがあるのであればー。
とりあえずブダペストのと「窓」のと、Saul Leiterはどうか(渋谷行きたくな)、奈良原一高はむりかな、ダムタイプは遠いかー、Hammershøiはー(デンマークに行くべき?)、とか。 映画はあんまないかー、ないかー、ないかー(いちおう探している)。 時間と元気と気分がはまったらね。
このPCも持っていくので、あまりに行くところがなくて打ちひしがれたらなんか書くかも。
では、ひょっとしたら再会できるかもしれないみなさまには、お会いできるのをたのしみにー
ぱたん。
1.25.2020
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