金曜日の晩、"Neil Young Journeys"のあと、Union Squareのシネコンに移動して見ました。
この映画もこの日が初日で、シネコンのロビーがひとでごったがえしていたのは、たぶんこいつのせい。
前宣伝がなかなかすごくて、ロンドンでもMark Wahlbergとクマが連れションしているビルボードがどこに行っても貼ってあった。
で、10:10の回を狙って行ったら、8:30の時点でこの回はもう売り切れてたので、10:40の回を取って、上映の20分前に行ったら、この回のシアターはすでにぱんぱんで中に入ることができず(つまりみんなずるしてるってことね)、11:10の回に回されてしまった。
しかしこんな時間なのに子供の歓声があちこちで聞こえてたのはどういうこと?
で、そんな大騒ぎして見るほどのもんだったかというと、そこは微妙に微妙なのね。 悪い映画じゃないけどさ。
John (Mark Wahlberg)は子供のとき、親に貰ったぬいぐるみのTeddy Bear(だからTedなの)が大好きになって、ずうっと一緒にいたいです、て流れ星にお祈りしたら、ある朝クマが立って歩いてしゃべりながら寄ってくる。 ふつうだったらこんなのホラーだと思うのだが、とにかく危害を与えるわけでもないしそういうもんかも、と彼も家族も周囲もみんな受け入れて、JohnとTedはずっと一緒にいることになる。
こないだの"The Muppets"だと相方MappetsのWalterはずっと歳を取らずに人形のまま留まるし、"A.I." (2001)だと、ガキとクマは同じサイズのまま止まっている。 けど、この作品のTedは、Johnと一緒に歳を取っていくので、だんだんにおやじ化していくのね。
それは確かに時間に抗うことができないおやじ(達)の物語ではあるのだが、同時に大人になりきれない子供(達)の物語でもあるの。 Johnには付き合って4年になる彼女 - Mila Kunis - がいて、そろそろ結婚を意識しはじめているのだが、踏み切ることができないし、仕事だってずっといまのままでいいのか、とか。
でもクマはそんな心配とは無縁なので(いいなー。クマになりたい)、はっぱやったり女を連れ込んだりやりたい放題やってて、やがてJohnとの間に溝ができてきて、と。 だれもが思いつく定番のバディ映画のパターンを動くぬいぐるみ相手にやってて、そんなに外してない。 脇ですこしだけ暴れてくれる愉快な友達とかがいたらもうちょっとおもしろくなったかも、だけど。
Norah Jones本人が出てくるの。
それと、Flash Gordon (Sam J. Jones)も出てきて、主人公を導いてくれる。
問題は、あのQueenのテーマ(でんでんでんでんでん…)がずっと頭のなかで回り続けることね。
他にはTiffanyの"I Think We're Alone Now"とか、全体に微妙に80'sだったねえ。
あと、Ryan Reynolds、あんたが一番おかしかったかも。
7.04.2012
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