7.28.2012

[film] Streets of Fire (1984)

22日の日曜の夕方、"Attack the Block"のあとに京橋までぷらぷら歩いてって見ました。

冒頭、映画泥棒のCMが流れたので、ものすごく盛りさがる。 京橋でも逃げられないのかー。
この、犯罪的に下品で劣悪なクリップが、こういう特集に喜んでやってくる善良な映画ファンを思いっきり萎えさせて、結果的に映画館から遠ざけることになったって、わかっているのかしら。

更に字幕:T田おばさん、と出てああそういえば、と思うのだった。(全体に、おばさん的にださいの)

この作品は、公開時も見たし、そのあとも2~3回は見ている。
今回のこの特集で、理由はなんでかわからんが、一番、強烈に見たくなった作品。
なんでだろ、去年MOMAでWalter Hillの"Driver"を見たからかしら。
こないだのRyan Goslingの"Drive" (2011)なんかはもろこれの流れだよね。

冒頭に字幕で、どっかの時代のどっかの街、とでるが、あんな音楽は80年代にしかなかったし、あの電車はシカゴだよね。
人気歌手(Diane Lane)がライブしてたら、暴走族みたいな一団が入ってきて歌手をさらって行っちゃうの。食堂のおねえさんが、Tom Cody(Michael Paré)、助けて、って手紙書くとどこからかTomがやってきて彼女を救いだして、悪いやつら(Willem Dafoe - ぴちぴち - など)をやっつけて、また去っていくの。

なんで悪いやつらは彼女をさらっていったのか、Tomはなに考えててなんで突然闘犬になってすたこら去っていったのか、警察はなにしてたのか、謎だらけだけど、でもいいの。
きれいなおねえさんはさらわれるもんだし、強いおとこはしゃべらないもんだし、悪いやつらはつるんでやってくるもんだし、警察は無能なもんなの。 バイクと車と喧嘩と夜の街、そこに音楽ががんがん流れてくるんだから、ぜんぜんいいじゃないか。

たぎる怒りを熱いパッションでもって叩きつけるのではなく、お掃除するみたいにクールに無表情にやっつける。 そういうのがかっこいいとされた時代もあったのよ。

なんかさー、昨晩Dark Knight見てきて、わるくはなかっけど、疲れたのよね...

音楽はいいよねー。 最後のライブシーンのChoreographyなんか、なにひとつすごいことやってないのに、とってもパーフェクトなかんじがする。
そして、Ry Cooder & Jim DickinsonとJim Steinmanがひとつの映画のなかであたりまえのように同居している。 ブエナビスタ前夜、この時期のRy Cooderは素敵だったなあ。

Wardrobeはアルマーニ。Rick Moranisのださいチェックのやつも。

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